車のATミッションが故障した時の症状と修理費用 交換か廃車か

車のオートマチックミッションは滅多に壊れる部品ではないです。

しかし、壊れることもあるので壊れた時には修理費用も高額になってしまい、ATミッションを交換して治すか、車を廃車して代替えするか非常に迷うことになります。

では、オートマチックミッションが壊れたら車はどのような症状が起きるのでしょうか。

そして、修理費用はどのくらいかかるのでしょうか。

それらについて解説していきます。

 

オートマチックトランスミッション

 

✔ この記事を書いた人:ナベジジ

元ディーラーの整備士でメーカー検定1級、国家検定2級で、自動車検査員もしていました。

このブログの管理人で、自動車整備や車の買い取りなどの情報を発信しています。

たくさんの人にブログを見てもらい、少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。

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ATミッションが故障した時の症状

 

 

・アクセルペダルを踏んでも加速しない

・ギヤが変速しない

・燃費が悪くなる

・走行中に異音がする

・ギヤが切り替わる時にガクンと大きなショックが出る

 

ATミッションが故障すると、このような症状が感じられます。

いずれの症状でも、車が走れなくなってしまう可能性があるので、早めの修理が必要です。

 

アクセルペダルを踏んでも加速しない

 

アクセルペダルを踏む

 

オートマチックミッションも内部にクラッチがあります。

そのクラッチが滑ると、アクセルペダルを踏んでもエンジン回転ばかり上昇して、車はスムーズに加速しなくなってしまいます。

ひどくなると、発進することもできなくなってしまいます。

 

ギヤが変速しない

アクセルを踏んでも加速しない原因には、オートマチックミッションの変速不良も考えられます。

ミッション内部のバルブの作動不良やCVTのプーリーの動きが悪かったりすると、ギヤが変速されなくなってしまいます。

その場合、1速が入らないで2速発進してしまうとか、1速以外に入らないとか症状はさまざまです。

2速発進とかの場合だと、高いギヤでの発進となってしまうので、アクセルを全開にしても思うように加速しません。

また、4速とかに入らない場合には、エンジン回転が高いままなので、当然のごとく燃費は悪くなってしまいます。

ただし、変速不良の原因はミッション本体だけではなく、センサーなどの部品が悪い場合もあるので、信頼のおける整備工場でみてもらう必要があります。

間違った判断をされてしまって、ミッションを交換しても変わらなかった、なんてこともあり得るので、できればディーラーなどで診てもらったほうがいいでしょう。

 

走行中に異音がする

オートマチックミッションが故障すると、走行には異常が無いのに異音がする時があります。

その異音はガーガーとかギーギーとかいった音で、エンジン回転を上げると音が大きくなります。

エンジンルームの上から聞くとわかりずらいのですが、車をリフトで上げて下から聞いて音を確認すればわかりやすいです。

異音がしているということは、ミッションの内部に何かしらの不具合が発生しているということなので、いつ走行不能になってもおかしくありません。

なるべく早く自動車整備工場で点検してもらう必要があります。

 

ギヤが切り替わる時にガクンと大きなショックが出る

オートマチックミッションが故障すると、ギヤが切り替わる時にガクンと大きなショックが出ることがあります。

考えられる原因は、ミッション内部の故障もありますが、オイルが少なかったり、多すぎた時にもそのようにガクンとなることがあります。

そのような症状がでたら、まずはオイルの量が規定量かどうかを確認しましょう。

オートマチックオイルは、どこかにオイル漏れがなければ自然に減るということは考えられないので、少ない場合にはオイルが漏れていないかどうかを確認する必要があります。

 

車をリフトアップ

 

オートマチックミッションの故障の原因は、オイル(ATF)が足らない、オイルが汚れているなどのこともありますが、オイルがきれいで規定量入っていても壊れることはあります。

また、運転の仕方によっても急発進や急なシフト操作、急なエンジンブレーキなどによってオートマチックミッションには過大な負荷がかかります。

また、正直なところ、部品の当たり外れもあります。

壊れない物は、30万km以上走行してもなんともないし、10万kmくらいで壊れてしまう物もあります。

最も、オートマチックミッションの保証期間は5年/10万kmが普通なので、その条件を満たしていればメーカー保証で修理してもらえます。

しかし、それを少しでもオーバーしてしまうと有償修理となってしまうので、高額な金額がかかってしまいます。

 

オートマオイル(ATF)は車検の時に交換したほうがいいのか

 

オートマチックオイル(ATF)の交換時期は、2年又は2万kmで行なうことが理想です。

ただし、それはあくまでも理想なので、実際には4~5万kmくらいで交換する人が多いです。

オイル交換は小まめに行なったほうがいいのは当たり前ですが、実際問題としてエンジンオイルほど気にかける人は少ないです。

車検では、オイル漏れなどが無ければオイルが規定量入っていれば通ります。

なので、車検の時にオートマオイルの交換を勧めているお店は少ないです。

用は、ユーザーの考え方しだいなので、少しでも愛車をいたわりたい、少しでもオートマチックミッションが壊れるリスクを減らしたい、とお思いの人は車検毎のオイル交換を勧めます。

 

オートマチックミッションのオイルはその車に指定されたオイルを使用するのが絶対条件です。

間違ったオイルを使用すると壊れる可能性が高いので、必ずメーカーで指定されたオイルを使いましょう。

 

オートマチックミッションの修理費用

 

オートマチックミッションに不具合が発生した場合、ギヤチェンジ時のショックが大きいとか、少し滑っている感じがする、という程度ならオートマオイルを交換して治る場合もあります

その場合の修理費用は1万円から1万5千円程度でしょう。

しかし、オイルを交換しても治らなかったり、異音がするとかの場合には内部の部品が壊れている可能性が高いので、ミッションASSYの交換が必要になります

基本的にオートマチックミッションが壊れた時には、整備工場のほうで分解したりすることはなく、ミッションをそっくり交換します。

 

オートマチックミッションの修理費用はその車の種類によってさまざまなのですが、安くても20万円ほどはかかるし、100万円以上かかる車もあります

一概に車によっていくらとは言えないので、きちんとした見積もりをとってもらう必要があります。

その場合、オートマチックミッションの部品代+オイル代+工賃、が必要になります。

新品では部品代も高額なのでリビルト品を使うこともあります。

リビルト品とは消耗した部品を新品に交換して修理した物で、きちんと検査された物で新品に近い状態の部品で、保証も付いています。

リビルト品なら部品代も新品の半分ほどで済むので、修理費用もかなり抑えることができます。

中古品を使うという選択もありますが、中古の場合は保証も無く、いつ壊れるかもわからないのでおすすめはできません。

 

ATが壊れた時に修理か買い替えかを考える

 

オートマチックミッションはそう簡単に壊れる物ではありません。

ですから、壊れた時には車も相当の距離を走っている場合が多いです。

オートマチックミッションの修理は、基本的にアッセンブリの交換となります。

なので、部品代も高く工賃もミッション脱着となるので高額になります。

そこで車を修理するかどうか迷うところですが、何十万円もかけて修理したところで、走行距離の多い車はミッション以外の箇所が後で壊れる可能性が高いです。

そのようなことを考えると車を買い替えたほうがお得かもしれません

 

車を乗り替えるとなると、今乗っている車をどうするかですが、高額な修理代がかかるような車は、ディーラーなどに下取りに出したとしてもいくらにもなりません。

車はディーラーなどに下取りに出すよりもガリバーカーセンサーなどで買い取ってもらったほうが断然お得です

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