車 バイク 燃費が悪い 原因

車やバイクの燃費が悪い原因は何?

燃費が悪くなる原因はさまざまな原因が数多くあるので一つ一つ考えていきましょう

ここからは自動車整備士の視点でとらえていきます

バイクや車の燃費は車両側に不具合がある場合の他にも車の使用条件や道路状況によっても大きく変わってきます

また、燃費に対するユーザーの考え方によっても人それぞれに違うので一概に車のせいで燃費が悪いとは言えないので充分な聞き取りが必要になってきます

ユーザーの燃費に対する期待感が高すぎた場合は車に何ら悪い所が無いのにあちらこちらと点検するはめになってしまいます

車に明らかに不調が見られる場合は別ですけど、不調が見られない場合は慎重な対応が必要です

一番悪い例

お客様(なんか車の燃費が悪いんだけどちょっとみてくれない)

フロント(はい、わかりました。それじゃみてみますので車置いていってください)

お客様がそのまま車を置いて帰ってしまう

これ、一番悪い例ですね

車に悪い症状が見られなかったらメカニックは何をみたら良いのか迷ってしまいます

それではどのような事をユーザーから聞き取っていったら良いのか順番に追っていきましょう

いつ頃から車の燃費が悪くなったのか?

新車(中古車)で買ったときからか、最近になってからか、寒くなってからか等

例えば新車で購入した場合ユーザーが買ったときから燃費悪いんだよね、などと言った場合は新車時からどこか不具合があるとは考えずらいのでその場合はユーザーの使用状況を考えます

中古車で購入した場合は購入したときから悪い可能性も考えられるので使用状況とともに車の不具合も考えられます

最近になって燃費が悪くなったと言う場合は、以前と比べて車の使用状況は変化したか、何か変わったことはないか等を聞き取ります

寒くなってから燃費が悪くなったという場合は、当然寒くなるとエンジンが温まるまでに時間がかかるのでその時間が長い分車の燃費は悪くなります

また、寒いときは走りだすまでに暖気運転をする人もいるので当然のごとく燃費は悪くなります

何と比べて車の燃費が悪いと判断したか?

自分と同じ車と比べてか、前に乗っていた車と比べてか、カタログの数値と比べてか等

前に乗っていた車が今の車より排気量が小さい車だった場合は、当然前の車よりは燃費は悪くなります(車の車種によってはそうとも言えない場合もありますが)

友人が自分と同じ車に乗っているのだがそれと比べて燃費が悪い、などと言った場合にも友人との車の使用状況の違いなども考慮に入れなければなりません

通勤に使用しているか、休日だけか、通勤距離、通勤時間、道路の混雑具合、仕事で使っている場合はどのような使用状況か等

通勤に車を使用している場合にも、通勤距離や道路の混雑具合によって車の燃費は大幅に変わってきます

また、仕事に使っている場合は街中を走る機会が多いか、長距離が多いかなどによっても燃費は変わってきます

車の燃費はどのように測っているか?

満タン法か、車の燃費計か等

ユーザー自身が自分の車の燃費を測るうえで正確に測れるのは満タン法ですが、それも一回きりではなく何回かやってその平均を調べるのが一番正確ですのでできればそのようなやり方で測ってもらいましょう(車に不具合が見られない場合)

車のメーターに付いている燃費計は正直言ってあまりあてにはなりませんので、参考程度と思ってください

点火系統に原因があってエンジンの調子が悪く燃費が悪い

 

・スパークプラグがダメで燃費が悪い

・スパークプラグコードがダメで燃費が悪い

・イグニッションコイルがダメで燃費が悪い

・点火時期がずれていて燃費が悪い

などが考えらえますが、プラグコードとイグニッションコイルの場合は明らかにエンジン不調が見られますので原因ははっきりしますが、スパークプラグが少しだけ火花が弱いなどといった場合にはエンジンの不調が感じられない場合がありますので注意が必要です

何らかの原因で点火時期がずれてしまった場合(例えばタイミングベルトやタイミングチェーンが伸びてきた場合、ポイント式点火の場合はポイントの摩耗などでポイントの隙間が広くなってしまった場合)にも燃費が悪くなります

燃料系に原因があって燃費が悪い場合

キャブレター車の場合はキャブレターのフロートレベルの高さが高過ぎるとか、加速ポンプの不良とかキャブレーターの中の各ポートの詰まりとか調整不良とかいろいろ考えられますので、それらをひとつひとつ点検していかなければならないときもあります。排気ガステスターでCO、HCを測定して基準値に収まっていることを確認しましょう

吸入系に原因があって燃費が悪くなる場合

吸入系に異常があって車の燃費が悪くなることもあります。一番に考えられるのはエアクリーナーエレメントの汚れ、詰まりで混合気が濃い状態になってしまい燃費が悪くなってしまいます

エンジン本体の原因により燃費が悪くなる場合

エンジンの圧縮圧力が低い場合には出力不足となり加速するときによけいにアクセルを踏むことになります。ゆえに燃料も多く必要となるので燃費が悪くなってしまいます

エンジンの圧縮圧力が低くなってしまう原因には、ピストンの摩耗、ピストンリングの摩耗、シリンダーの摩耗、バルブステムの摩耗、バルブシートの摩耗などいろいろな原因が考えられますが、多くは距離数を走れば仕方がないことなので、できるだけそれらを最小限にくい止める為にもエンジンオイルの管理は重要になってきます。

排出ガス浄化装置の原因により燃費が悪くなる場合

現在の車には厳しい排出ガス規制に適合させる為にさまざまな排出ガス浄化装置が付けられています

その中でも特に車の燃費に影響するのがEGR(排出ガス再循環装置)や点火時期制御装置、空燃比制御装置、フューエルカット装置などです

エンジン以外の原因で燃費が悪くなる場合

・燃料漏れが原因

燃料が知らないうちにどこからか漏れている場合は燃費が悪くなるのは当然ですが、何よりも火災などが発生する可能性があり大変危険なので早急に修理することが必要です。ユーザーが急に燃費が悪くなったなどと言った場合は一番先に疑ってみる項目でもあります

ガソリンタンク、燃料の配管、キャブレター付近、インジェクター付近など考えられるところすべてを点検して異常が無いことを確認します

・クラッチの滑りが原因

クラッチが滑っているとエンジン回転は上がっても速度が上がらないので当然のごとく燃費は悪くなります

クラッチの滑りがわずかだとユーザーの中には自分の車がクラッチが滑っていることに気づかないかたもいますので、燃費が悪いと言うお客様の車は必ず試運転してみることが大事です

・タイヤ空気圧の不足が原因

タイヤの空気圧不足はタイヤの転がり抵抗が大きくなってしまい燃費が悪くなる原因ですので、必ず最初に点検する項目です

・オートマチックトランスミッションの不具合が原因

オートマチックトランスミッションの不具合は変速点がおかしかったり、あるいはまったく変速しなかったり、滑っていたりで症状がさまざまなのでユーザーがオートマチックトランスミッションの異常に気づかないときもあります。ゆえに見逃しやすい部分ではあるので注意が必要です

・ブレーキの引きずりが原因

ブレーキの引きずりも走行抵抗が大きくなり燃費が悪くなる原因ですが、ユーザーが感じにくいところなので車をリフトアップしてタイヤを手で回してみてきちんとブレーキが引きずっていないことを確認します

・ホイールベアリングの回転抵抗が大きいのが原因

ホイールベアリングの回転抵抗が大きいとやはり燃費が悪くなる原因となるので、ブレーキの引きずりと同じく車をリフトアップして点検します

以上のように車の燃費が悪くなる原因にはさまざまな要因があるので点検には大変な労力と時間を必要とします

ある意味一番やっかいな修理といえるでしょう

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