オイルフィルター(エレメント)が固着して外れない場合の外し方とフィルターレンチ選び

オイルフィルターを外す作業

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車のメンテナンスを進める中で、多くの方が経験する「オイルフィルター(エレメント)が固着して外れないときの外し方」での問題。

経験の豊富な方でも、どうにも外れないこのオイルフィルターに頭を抱えたことがあることでしょう。

そんな時、焦らずに対処することが大切です。

このブログ記事では、そんな状態になったときの対処法を詳しく解説していきます。

正しいサイズのオイルフィルターレンチを選ぶことが大切ということを知っている方も多いでしょうが、実際にはサイズがぴったり合っていないケースが意外と多いのです。

まずは、オイルフィルターが固着してしまう原因に目を向けてみましょう。

ここを理解することで、今後のメンテナンスがスムーズになります。

また、工具選びに困っている方にも、使いやすいおすすめのオイルフィルターレンチを紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

オイルフィルターの役割と交換時期

 

オイルフィルターはエンジンオイルの中の不純物を取り除くのに重要な役割を果たします。

定期的な交換がメンテナンスの基本です。

オイルフィルターは、エンンジンオイルの不純物(鉄粉など)をフィルター内に取り込んでオイルをきれいにする役割を果たしています。

ですから、オイルフィルターを長い間交換しないとエンジンに重大な支障をもたらすことになってしまいます。

エンジンオイルだけ交換してもオイルフィルターを交換していなければ、オイルはきれいにはなりません。

できれば、エンジンオイルの交換時期に合わせて、オイル交換2回に1回の割合での交換がおすすめです。

エンジンオイルの交換を3,000kmで交換している方なら、オイルフィルターは6,000kmで交換。

エンジンオイルの交換を5,000kmで交換している方なら、オイルフィルターは10,000kmで交換。

という感じです。

このように定期的に交換が必要なオイルフィルターですが、交換しようと思っても外れない時があります。

 

オイルフィルターが外れない原因

 

オイルフィルターが外れにくくなるのは、密着している箇所が固まるためです。

過剰な力を使わずに、適切な方法で取り外しましょう。

オイルフィルターの固着は、多くの車オーナーが直面する一般的な問題です。

フィルターが外れない原因としては、装着時に使われた力が強すぎた場合や、オイルシールが古くなり固くなってしまったことが考えられます。

また、エレメント部分が劣化したりエンジンオイルの熱でフィルターが変形してしまったりすることも原因となります。

特に車検や定期的なメンテナンスをしていない場合、固着しやすくなります。

固着を防ぐためには、定期的にオイルとフィルターを交換し、車の状態を常に把握しておくことが肝心です。

交換期間を守り、適切な手順でフィルターを取り付けることで、固着するリスクを軽減できます。

 

オイルフィルターとオイルフィルターレンチのサイズが合っていない場合は?

 

オイルフィルターレンチのサイズが合わないと十分な力が加わらず、フィルターは外れにくくなります。

適切なサイズを選ぶことが重要です。

オイルフィルターの交換を試みる際、サイズが合わないとレンチが空回りしてしまい、フィルターをしっかりつかむことができません。

この状態で力を加えても、オイルフィルターが外れることはありませんし、逆にフィルターの形が変わってしまう可能性があります。

そのため最初に、フィルターとレンチのサイズが合っているかを確認することが肝要です。

特にノアやバッテリーを含む多彩な自動車モデルには、フィルタータイプがいくつか存在するため、車種に合ったオイルフィルターレンチを選ぶことが、最も効果的です。

購入時に、車の取扱説明書や販売店のプロに確認し、適切なサイズかどうかを確認してから購入するのが大切です。

 

おすすめのオイルフィルターレンチ

 

オイルフィルターをスムーズに交換するには、適切なオイルフィルターレンチを用意することが肝心です。

おすすめの製品について紹介します。

オイルフィルターレンチは、フィルターの交換を簡単にする便利な工具として欠かせません。

ここでは、おすすめのオイルフィルターレンチをいくつかご紹介します。

最初に挙げるのはカップタイプのオイルフィルターレンチです。

オイルフィルターを外す時に一番多く使われるのが、カップ型のフィルターレンチです。

このタイプは特定のサイズのフィルターにフィットしやすく、使用中の安定感も抜群です。

また、グリップ部分が滑り止め加工されているものなら、手が濡れていても安心して使用できます。

ラチェットレンチと組み合わせて使うのが一般的ですが、スペースが無いところでは中央の6角にメガネを組み合わせて使うこともできます。

カップ型レンチはいろいろな物が売られていますが、安くて精度の悪い物はおすすめできません。

オイルフィルターレンチの精度が悪いと、オイルフィルターを緩める時に空回りしてしまって緩めることができなくなってしまうからです。

オイルフィルターの角張っている部分が舐めてしまうこともあるので、そうなってしまうと余計に緩まなくなってしまいます。

ですから、オイルフィルターレンチはある程度の信頼性のあるメーカーを選ぶことが大切です。

 

おすすめはKTCのフィルターレンチです。


一般的なカップ式のオイルフィルターレンチです。

KTCのカップ型オイルフィルターレンチは作りもしっかりしているので、サイズさえ合っていれば使えないということは無いです。

同じカップ型のレンチでも、物によってはサイズが合っていても滑ってしまって使えないような物もあるので、KTCのレンチだったら安心です。

カップ型のオイルフィルターレンチは、自動車整備工場では一番多く使われるタイプで、使い方が簡単で、締め付ける時にも使えるということです。

注意点としては、カップ型のレンチはサイズが決まってしまうので、そのサイズに合ったオイルフィルターにしか使えません。

また、固く締まりすぎているフィルターなどは、カップ型のレンチでは緩まない場合もあります。

家でDIYで自分の車にしか使わないのであれば1個あれば充分なのですが、整備工場などで色々な車種のオイルフィルターを交換するとなると、多くのサイズを用意しなければなりません。

自分の車だけの為に1個購入するのであったら、あらかじめオイルフィルターのサイズを確認しておきましょう。

また、カップ式フィルターレンチの場合、オイルフィルターを締め付けた後にレンチがフィルターから外れなくなってしまう時もあります。

そのような時には、ハンマーなどで軽くレンチを叩いてやるか、緩める方向に軽く回して(フィルター本体が回らない程度に)やればレンチとフィルターの間に少しガタができるので簡単に外れます。

また、カップ式フィルターレンチではサイズが合っていても滑って空回りしてしまうこともあります。

そのような時には、ウエスなどをレンチに絡ませて軽くハンマーなどで叩いてやれば、レンチとフィルターの密着が強くなり空回りすることが無くなります。


こちらは3本の爪で咥えるタイプのオイルフィルターレンチで、取り外し専用です。

アジャスタブルタイプのレンチで、紹介している物は外径が63mm~102mmまでのオイルフィルターに対応しています。

 


KTCの4本の爪で咥えるタイプのオイルフィルターレンチです。

取り外し専用です。

適用径は63mm~79mmです。

3つの爪のタイプに比べると爪がひとつ多い分ガッチリと掴むので滑ることもありません。

 

固く締まったオイルフィルターも外すことができます。

これで外れないオイルフィルターはもう壊して外すしかないでしょう。

価格が少し高くなりますが、それだけの価値はあるオイルフィルターレンチです。

固く締まって外れにくいオイルフィルターを外す時には一番のおすすめ商品です。

 

チェーンタイプのレンチです。

このタイプは様々なフィルターサイズに対応可能で便利な上、強力に締めることができるので、固着したフィルターの外しにも役立ちます。


チェーン式なので外す時にオイルフィルターを潰してしまうので取り外し専用になります。

チェーン式の利点はサイズがチェーンの長さ分使えるので幅広い車に対応でき、大型車などの大きいオイルフィルターにも使える点です。

 

最後に、オイルフィルターのサイズに応じたセット商品も選ぶことができるため、レンチのサイズが揃っているものを選んでおくと、将来にわたって活躍するでしょう。

 

まとめ


 

オイルフィルターを外す時にはオイルフィルターレンチは欠かせません。

カップ式、アジャスタブル式、チェーン式などとたくさんの種類がありますが、一番多く使うのがカップ式です。

まずは、カップ型のレンチで作業してみて、どうしても外れない時にはアジャスタブル式やチェーン式で行いましょう。

そして、オイルフィルターが固着してしまって外れない時は、プロでもなかなか苦労します。

DIYで素人のかたがやろうと思えばかなり苦労すると思われますので、もしこれは無理そうだなと思ったら迷わずプロのかたにまかせたほうが賢明だと思います。

オイルフィルターを壊しても外れなかったら、もう自走で整備工場に持っていくことはできなくなってしまいますので大変です。

自動車整備工場にレッカーなどで引き取りに来て貰わなければならなくなってしまうので、その分の費用も余分にかかってしまいます。

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