今回の記事は自動車整備ではかかせない作業のエンジンオイル交換の時に、オイルで手を汚さないで作業ができるおすすめの便利工具の紹介です。
マグネットオイルドレンボルトツール(ドレンプラグリムーバー)
自動車のエンジンオイル交換は毎日自動車の整備をしていてやらない日は無いのではと思うくらい頻度の多い作業です。
で、そのオイル交換の方法なんですが、オイルパンのドレンコックを外しておこなう方法と、レベルゲージからパイプを挿入してバキュームで吸い上げて抜く方法があります。
上から抜くぶんには問題がないのですが、オイルパンのドレンコックを外して抜く場合には手にオイルがビチャーってかかってしまいます。
エンジンが冷えている時にはいいのですが、エンジンが熱い時には火傷をおってしまうくらい熱いです。
ゴム手袋をしてても熱いのは変わりません。
そういう時に便利なおすすめの工具がマグネットオイルドレンボルトツール(ドレンプラグリムーバー)です。
この工具の使い方は、まずドレンコックをメガネレンチなどで緩めます。
ある程度手で緩めたらマグネットオイルドレンボルトツール(ドレンプラグリムーバー)をドレンボルトに付けます。
そのままマグネットオイルドレンボルトツール(ドレンプラグリムーバー)でドレンボルトを回して外します。
で、実際に使ってみたら
これ、メチャクチャいい
ドレンボルトに付く部分のマグネットが強力なうえに、一部分がL字の形になっているのでドレンボルトをしっかり捉えることができて、ドレンボルトがずれたりすることも無いし、外れたりすることも無いです。
L字になっている部分が一カ所だけなので、ドレンボルトのサイズも関係ありません。
軽自動車や普通自動車のサイズでしたら問題なく使えます。(大型トラックなどの大きいドレンボルトには残念ながら使えませんでした。)
自動車の整備工場やカーショップなどでは、エンジンオイルの交換はほとんどがお客さんが車を乗ってきて、そのままエンジンが熱い状態で交換することがほとんどです。
ですからエンジンオイルの交換はなるべく手にオイルがかからないように注意しておこなうのですが、なかなか難しいです。
でも、このマグネットオイルドレンボルトツール(ドレンプラグリムーバー)を使えば、手が汚れることも無いし火傷の心配も無いです。
この工具の短所としては、ドレンボルトの回すところがHEXなどで回すタイプのボルトでは、ボルトの頭が丸く6角でないので、マグネットの引っかかる部分がなくて使えないことです。
このタイプのボルトは外車などに多いので、国産車ならほとんどの車で問題はないです。
あと、ハンドルと先のマグネットの部分がワイヤーでつながっているのですが、ドレンコックの回りかたが固いと、ハンドルを回してもワイヤーがねじれるだけでドレンコックが緩みません。
まあ、そのようなドレンコックは手で緩めても固いのでしょうがないところでしょう。
フィルターオイルキャツチャー
フィルターオイルキャッチャーはオイルフィルターを交換する時に手が汚れないおすすめの便利工具です。
フィルターオイルキャッチャーは、傘のようになっている部分がオイルをよけてくれるので、オイルを抜く時にオイルが手にかからない構造になっています。
オイルフィルター交換はエンジンオイルと同じように毎日のように多い作業ですが、やはりエンジンが熱い時にもやらなければならない作業です。
オイルフィルター交換は大抵の車は下からの交換が多いです。
ゆえに手でオイルフィルターを外すと当然エンジンオイルが手に垂れてくる訳ですが、エンジンオイルは熱いし、オイルフィルターも熱いしで散々です。
オイルフィルターってエンジンが熱い時に手で持つとかなり熱いです。
かと言ってオイルフィルターをぶん投げる訳にもいかないので、きちんと手で持ってオイルバケットに置かなければなりません。
かなり熱いのを我慢しなければならないのはつらいです。
でも、このフィルターオイルキャッチャーがあれば手が熱いおもいをしないで済みます。
フィルターオイルキャッチャーは始めにオイルフィルターレンチで緩めて、軽く回るようになったらその後はフィルターオイルキャッチャーで回すことができるので、手で直接オイルフィルターに触れることが無く外せます。
ちょっと残念なのが下向きのオイルフィルターにしか使えないので、横向きや上向きのオイルフィルターには使えないということです。
まとめ
エンジンオイル交換やオイルフィルターの交換作業は日常的なものなので、できるだけストレス無くおこないたいですね。
これらの工具を使えば手が汚れることも無く、火傷の心配も無く作業ができるので買って損は無い買い物だと思います。
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