エンジン オーバーヒート ダメージは

エンジン が オーバーヒート するとどのような ダメージ があるでしょうか?

エンジンがオーバーヒートしてしまうと、エンジンの熱がどんどん上がってしまうので早急に対応しないとヘッドガスケツトが抜けてしまいます

ヘッドガスケツトが抜けてしまうとエンジンの冷却水が燃焼室に入ってしまったり、オイル通路に入ってしまったりしてエンジンオイルと混ざってしまいます

エンジンオイルと冷却水が混じってしまうとオイルの潤滑性が損なわれてしまうので、クランクシャフトのメタルやコンロッドのメタル、さらにはクランクシャフトが損傷してしまったり、ピストンリングやピストン、シリンダーなどが損傷してしまったりするのでエンジンのダメージが大きくなってしまいます

そうなった場合にはエンジンのオーバーホール又は交換となってしまいます

また、ヘッドガスケツトが抜けてしまったときにはシリンダーヘッドが歪んでしまいシリンダーヘッドの面研もしくは交換が必要になってしまう場合もあります

このようにエンジンが一度オーバーヒートしてしまうとエンジンに多大なダメージを及ぼすことが考えられるのでオーバーヒートした場合にはいち早くそれに気づいてエンジンのダメージを最小限に抑えることが大切です

エンジンがオーバーヒートする原因は

・冷却水の水漏れ

・ラジエターの詰まり

・エンジンオイルが少ない

・ヘッドガスケットの亀裂、損傷

・サーモスタット不良

・ラジエターファンの作動不良

などが考えられます

・冷却水の水漏れ

冷却水の水漏れはさまざまな原因があげられます

・ウォーターポンプからの水漏れ

・ラジエターからの水漏れ

・ラジエターホース、ヒーターホースからの水漏れ

・ヒーターコアからの水漏れ

・エンジン本体からの水漏れ

ウォーターポンプからの水漏れ

ウォーターポンプはエンジンの冷却水を循環させる働きをしています

ウォーターポンプの水漏れは主に内部のシール部分の劣化が原因ですが、まれにシリンダーとウォーターポンプの間のガスケットからの水漏れもあります

ウォーターポンプは水漏れだけでなくベアリングが焼き付いて回らなくなってしまう場合もあります

そうなってくるとベアリングがロックしてしまってファンベルトが切れてしまう場合もあります

ウォーターポンプは水漏れだけの場合、冷却水が少しずつ減っていくので、なんか最近冷却水のリザーブタンクの水が少ないなと思ったら水漏れを疑ってみましょう

ウォーターポンプの下を見て、緑色や赤色の水が付着している、もしくは緑色や赤色の粉みたいのが付着している(冷却水の水漏れが少しの場合はエンジンを止めると冷却水がエンジンの熱で乾いてしまうので粉みたいになってしまいます)場合は確実にウォーターポンプから水漏れしています

また、ウォーターポンプのベアリングにガタが出てくるとガラガラとかゴーとかいった異音がしてくるのでそのような異音を感じたら早めに修理しないと、オーバーヒートして走行不能になってしまいます

ラジエターからの水漏れ

ラジエターからの水漏れはオーバーヒートの原因として一番多い原因です

ラジエターには常に圧力がかかっているので水漏れも一揆にくる場合があります

ラジエターはエンジンの熱くなった冷却水を空気をあてて冷やすのが目的ですのでたくさんのフィンがあります

そのフィンがついている部分をコアというのですが、そのコアの上下にタンクが付いています

昔の古い車はそのタンクの部分が黄銅でできていたのでタンクの亀裂による水漏れはそれほど多くなかったのですが、近年の車はタンクの部分が樹脂でできているので亀裂などが入ったりしてその部分から水漏れが発生してしまうのが多くなってきました

タンクが割れてしまうといきなり冷却水が噴出してくるのでエンジンルームから水蒸気が大量に発生してびっくりします

もうそうなってしまうと走行は無理なので救出を待つしかないでしょう

その状態で無理やり走ってしまうとエンジンがオーバーヒートしてしまい最悪使い物にならなくなってしまいます

ラジエターホース、ヒーターホースからの水漏れ

ラジエターホース、ヒーターホースの役目は冷却水をエンジンからラジエターに送ったり、戻したりをする為の通り道です

近年ではホース自体の品質も昔とは比べ物にならないくらい良くなって耐久性も向上したので昔ほどホースから水漏れするというのは減ってきたのですが、反対にホースのつなぎ目のジョイント部分が鉄から樹脂製に変わったことで、その部分からの水漏れが多くなってきました

その樹脂の部分はいきなり割れることが多いので、走行中にいきなり水が噴き出した、なんてことも多いです

ヒーターコアからの水漏れ

ヒーターコアからの水漏れは一見してわかりずらいです

ヒーターコアの役目はラジエターからの温水を利用して室内を温めるためのもので室内に設置されています

その為、ラジエターの水が少ないのでエンジンルームを見渡しても水漏れは発見できません

ヒーターコアは室内のダッシュ盤の下で奥のほうにあるので点検するときは下から覗き込まなければなりません

運転席や助手席のフロアマットが濡れていたらヒーターコアの水漏れを疑ってみましょう

ヒーターコアから水漏れしていた場合に問題なのはヒーターコアが付いている場所です

ほとんどの車はダッシュ盤を外さなければヒーターコアを取り外せないのでその時間は脱着だけで丸一日かかってしまう場合もあります

ですから工賃もそれなりにかかってしまいます

エンジン本体からの水漏れ

エンジンのメクラ蓋はフリーズプラグやフロストプラグとも呼ばれているもので、エンジンの冷却水が凍結したときにエンジンの損傷を防ぐ為に設けられた蓋です

冷却水が万が一凍結してしまうと氷となったときに膨張するので、エンジン内部に膨張したぶんの圧力がかかりエンジンが損傷してしまいます

それを防ぐ為に圧力がかかったときに抜けるようになっています

その蓋からの水漏れもごくまれにあります

ラジエターの詰まり

ラジエターの詰まりは判断が難しい箇所です

というのもラジエターの中は外から見て判断できる箇所ではなく、中を覗いてみてわかるというものでもありません

ラジエターを分解してみればわかりますが、そこまでするのでしたら新品に交換したほうが早いですし、純正部品でなく社外品でしたらかなり安く手に入ります

場合によってはラジエターオーバーホールよりも社外新品のほうが金額的に安くなります

それに最近では部品のほうもアッセンブリ交換が原則となってきたのでタンクやコアの単体での部品供給は難しいと思ってよいでしょう

・エンジンオイルが少ない

エンジンオイルは潤滑の役目の他にもエンジンを冷却するという役目もあるのでエンジンオイルが極端に少ないとオーバーヒートの原因となってしまいます

国産車の場合はエンジンオイルが多少すくなくてもオイルレベルゲージの範囲内であればそうそうオーバーヒートすることもありません

でも、オイルレベルゲージにさわらないとかいった場合にはほとんどエンジンオイルが入っていないのでオーバーヒートしやすくなってしまいます

エンジンオイルが少ない場合にはしばらく交換していないから少ないのか、オイル漏れがしていて少ないのか、オイルを食ってしまって少ないのか原因を究明することも必要です

・ヘッドガスケットの亀裂、損傷

シリンダーヘッドガスケットからの水漏れの場合、その多くは外にでるのではなくシリンダーの中に入ってしまうので排気ガスと一緒に排出されます

・サーモスタット不良

サーモスタットの役割はエンジンとラジエターの水の循環を閉じたり開いたりすることによって冷却水の温度を一定に保つようにしています

サーモスタットが閉じっぱなしだったり開き具合が少なかったりするとエンジンの熱で熱くなった冷却水がラジエターに流れなくなってしまいオーバーヒートを起こしてしまいます

ラジエターファンの作動不良

ラジエターファンの役目は高温になったラジエターをファンを回して強制的に放熱する役割をしています

車が走っているときは自然とラジエターに空気があたるので例えファンが何かの理由で回らなかったとしても、走行中はさほど影響はないでしょう

しかし、渋滞時や信号待ちなどのときにファンが回らないとラジエターの熱が放熱されないのでオーバーヒートの原因となってしまいます

ラジエターファンはモーターで動く電気式のものとエンジンの回転を利用してファンを動かす機会式のものとがありますが、電気式のファンの場合は多くがモーターの不良が多いです

また、電気式の場合は冷却水の温度を感知してスイッチが入りファンを動かす為、スイッチの不良の為にファンモーターが動かないといったこともあります

オーバーヒートの点検方法

オーバーヒートした場合には水温計が上がってしまいますが、最近の車には水温計が無く警告灯だけしか付いていない車が多いです

ですからオーバーヒートに気づかずにその状態でずっと走り続けてしまう場合もありますのでエンジンのダメージが大きくなってしまいます

メーカーとしては警告灯が付いているのだからそれで充分という考えなのでしょうが、修理する側としては水温計は付いていたほうがエンジンの状態を把握しやすいので、できれば備えておいて欲しい装備です

さて、オーバーヒートした場合には完全にヘッドガスケットが抜けてしまうと冷却水が噴き出してくるので一目瞭然なのですが、そうでない場合はエンジンのダメージがどこまでいっているのか判断が難しくなってきます

例えばラジエターの水漏れが原因でオーバーヒートしてしまった場合、当然そのままではエンジンをかけて冷却水が噴出してくるかどうかを点検することはできません

ラジエターが中古かなんかであればそれと交換して点検できますが、それが無い場合は新品のラジエターをとって交換しなければなりません

エンジンのダメージがどこまでなのかの点検はそれからとなります

もし、ヘッドガスケットが抜けていた場合はヘッドガスケットの交換に加えてシリンダーヘッドの歪やエンジン内部の損傷なども考慮しなければならないので、ヘッドガスケットが抜けているかいないかの判断は非常に重要になってきます

私はその判断が難しいときには排気ガスリークテスターという物を使って点検します

ヘッドガスケットが抜けてしまうと排気ガスが冷却水に混じるので、排気ガスに反応して色が変わる特殊な液を利用して色の変わり具合でヘッドガスケットが抜けているかどうかを判断するという物です

これがあれば判断に迷うこともありません

そのテスターに興味があるかたはこちらを見ると詳細が確認できます

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