車検のときにマフラーが通るか通らないかの判断は?

車検のときにマフラーの音が大きくて通るか通らないかで不安になっている方も多いのではないでしょうか。

 

車のマフラー

 

車のカスタムが好きな人はだいたいマフラーなどは車外品に取り替えている方が多いです。

近年において騒音問題は非常に重要な問題となっていて、車やバイクのマフラーにおいても騒音規制が年々厳しくなってきています。

そのために車検時にはマフラーの音量を測定して、基準に満たさないものについては不合格となってしまいます。

ここでは、マフラーの車検の時の基準、マフラーが車検に通らなかった時にはどのようにしたらいいのか、などを解説します。

 

マフラーの車検時の基準は

 

車検の時のマフラーの基準は道路運送車両法の保安基準に定められています。

保安基準というものは車が生産された年代によっても違うし、年々基準が変化します。

ですから、古い保安基準をもとに判断したのでは謝った判断となってしまうので、常に新しい情報を把握しておかなければなりません。

 

近接排気騒音の測定方法

車の騒音には、近接排気騒音、定常走行騒音、加速走行騒音といった種類があり、実際に車検時に測定されるのは近接排気騒音だけです。

近接排気騒音の測定方法は、まずは停止した状態でギヤをニュートラルにし、エンジンを充分暖気した状態で、マフラーの出口から斜め45度の角度で50cm離れた位置に計測機を設置します。

そのあとに、エンジンの回転数をその車の最高出力回転数の75%まで上げて、5秒間ほど保持したあとに急激にアクセルを離した時の最大音量を測定します。

ここで気をつけたいのが最高出力回転数のことで、なかにはその車のタコメーターのレッドゾーンを最高出力回転数と勘違いしているかたもいます。

エンジンのレッドゾーンとは、許容回転数のことを表しているのであって最高出力回転数とは別の意味です。

ですから、最高出力回転数はいちいち調べなくてはなりません。

二輪車の場合はまた違ってきて、最高出力回転数が5000回転を超えるものについては、最高出力回転数の50%の回転数となっています。

 

スポーツマフラー

 

車検時の近接排気騒音基準値は

車の近接排気騒音は、2010年4月1日以降に生産された車については普通車の場合は96db以下で、軽自動車の場合は97db以下が合格ラインとなります。

そして、それより古い車の2010年3月31日までに生産された車は、車の車種によって変わりますが、96db~103dbまでになります。

マフラーの取り付け方によっても車検に通らないこともある

車には最低地上高というものが保安基準で定めらています。

最低地上高は9cm以上なければ車検には通りません。

マフラーの場合は車によっては車のボディより下側に取り付けされているものもあり、マフラーの高さのほうが車のボディより低くなってしまうものは、マフラーの高さが最低地上高とみなされます。

マフラーを車外品に交換したことで、取り付け高さが変わってしまう場合もあるので、車のボディは最低地上高を満たしているけれど、マフラーが最低地上高を満たしていないので車検が通らない、といったこともでてきます。

また、マフラーがノーマルでも車を車高調整して低くした場合にも同様のことがおきる可能性があります。

認定品マフラーでも通らないことがある

車検の時に装着されているマフラーは純正品、あるいは車検対応の認定品でないと通りません。

車検対応品の証明はマフラーに認定を証明するプレートが貼られています。

しかし、その認定マフラーでも経年劣化で音が大きくなってしまうこともあるので車検が通らなくなってしまうことがあります。

ちなみに、指定自動車整備工場では純正のマフラーであろうと、認定マフラーであろうと、車検時には全車種の近接排気騒音を測定するよう義務付けられています。

ですから、それをクリアしなかった場合には純正だろうと、認定マフラーだろうと車検は通らなくなってしまいます。

マフラーが車検に通らなかった場合の対処法

車検時において車外品のマフラーの音量が基準値をクリアできなかった場合には、インナーサイレンサーを装着してクリアすることも可能です。

ただし、インナーサイレンサーの取り付けは、安易に取り外しができないことが条件となっています。

ですから、簡単なボルト・ナットでの取り付けは認められません。

リベット止めや溶接などでしっかりと取り付けして、簡単に取り外すことができないような構造にしなければなりません。

また、2010年4月1日以降に生産された車に関しては、インナーサイレンサーそのものを取り付けることが禁止されています。

マフラーに穴が開いていた場合の対処法

マフラーに穴が開いていた場合には穴を溶接やパテなどで埋めて、排気漏れがなく、近接排気騒音がクリアできれば車検は通ります。

ただ、現実問題としてその方法は車検を通すための一時しのぎといっていいでしょう。

マフラーに穴が開く原因は、マフラーをどこかにぶつけたとかいったことが無い限り、主にマフラーの内部腐食が原因です。

ですから、穴が開いてしまったということは、穴が開いた部分だけではなくマフラー全体が腐食している可能性が高いので、仮にその穴が開いてしまった部分だけを補修しても、他の部分に穴が開いてしまう可能性が高いです。

また、マフラーをゆすってみてガサガサ音がするようでしたら、内部がかなり腐食しているので、穴が開いた部分だけを補修してもさほど音は小さくならないでしょう。

一番良い方法はやはり新品のマフラーに交換することですが、新品のマフラーだと安くても3万円、高いものだと10万円にもなってしまいます。

それに加えて工賃も発生するので、車検代もかなりの高額になってしまいます。

マフラーを交換する場合には、中古のマフラーを捜して交換するのも一つの方法です。

その場合、個人でオークションなどで捜す方法もありますが、マフラーは消耗品なので中古だと当たり外れがあります。

オークションで買ったのはいいが、届いたマフラーは内部が腐食していていくらももたなかった、なんてこともあり得るので、できれば信頼できる業者に相談してみることをおすすめします。

それと、車によっては純正マフラーと同じ形をした社外品(スポーツマフラーではありません)が設定されている場合もあるので、それを使えば純正よりは安い価格で購入できます。

 

まとめ

車の騒音規制は年々厳しくなってきています。

マフラーから出る音量は、車検時には厳しくチェックされる項目のひとつです。

マフラーを社外品のスポーツマフラーなどに交換する時には、そのマフラーが車検に通るかどうかを良く調べてから購入することが大事です。

 

参考>>>車検はどこに出したらいいのか 

 

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