ディーラーでの車検の上手な断り方、また、車検の事前見積もりのあとのキャンセル方法を、ディーラーに19年勤務していたことがある筆者が解説していきます。
自動車ディーラーで車を購入した場合は、車検をその購入したディーラーでやる方が多いですが、ディーラーの車検にかかる費用って高いですよね。
ディーラーの車検が高いのは知っていても、車を購入した営業マンとの付き合いもあるし、整備のかたにもいろいろとお世話になっているし、と考えると、断りづらいところもあります。

今までずっとディーラーだったしな~。ディーラーが高いのは知っているけど今までの付き合いもあるし、断りづらいな~

でも、車検代を少しでも安くしたいのだったら思いきって断るのもいいかもね。
車検の話しが出た段階で断る
車検を断るタイミングで一番いいのは、車検の話しがでた最初の段階で断ることです。
車検の時期が近づいてくると、ディーラーの営業マンとか整備の方から車検の勧誘の電話がかかってきます。
そのときに、ディーラー以外ではない他の車検業者に入れることを考えていたのなら、その場ではっきりとお宅では車検をしないと伝えましょう。
理由はなんでもいいです。
ディーラーは車検代が高いので、今回はどうしてもお金の都合がつかないので、できるだけ安いところに頼むことにした。
こう言えば相手は、そこの業者はいくらで車検ができますか?
と聞いてくると思います。
そこで、ネットなどで調べた一番安い金額を伝えましょう。
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正直いってディーラーではこの金額ではできないでしょうから、相手は諦めるしかありません。
また、知り合いが自動車整備工場を経営しているとか、勤めているとか言ったりすることもいいでしょう。
言い方は悪いですが、嘘も方便でとにかく相手が不快にならないようにすることが大切です。
車検はディーラーでしなくても、他の整備でお世話になることもこれからあるかもしれないので、そのときに頼みづらくならないように、やんわりと断ることが大切です。

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車検の事前見積もりをして他社と比較して断る
実際に車を持ち込んで車検の事前見積もりを出してもらって、他社と金額を比較してから断るのもひとつの方法です。
実際にディーラーで出した金額と、他社で出した金額の差を見てもらえば相手方も納得するでしょう。
ただ、どうしても車検の見積もりをしたあとでは、せっかくいろいろと時間をかけて見てもらったのに、いまさら断るのも気が引けるな、と感じることもあるでしょう。
しかし、車検の見積もりをしたからといって必ずそこでする必要はないし、相手もそれほど固執してはいないです。
筆者も今までさんざん車検の事前見積もりをしてきましたが、見積もりをしたからといって自社に必ず入庫してくれるとは考えていなかったし、他にいったからといって別にそれほど気にすることもなかったです。
また、車検の見積もりをしたときにあまりにも交換部品が多くて、車検代が高額になってしまうような場合には、車を買い替えることもひとつの方法です。
そのような場合には車を下取りに出すよりも、カーネクストなどの買い取り業者で買い取ってもらったほうが一般的に得をします。
ディーラー以外で車検を受けても保証はしてくれる
国産車を新車で購入した場合には、メーカーの保証が最高で5年10万kmあるのが普通です。
保証修理はディーラー又はサブディーラーでしかできないので、保証期間内に他で車検をした場合には、保証修理をしてもらえないのではないか、などと思ってしまうかたがいるかもしれませんが、それは間違いです。
メーカーの保証は確かにディーラーやサブディーラーでしかできないですが、それは車検をどこでやったとしても、その他の点検整備をどこでやっても関係ないです。
ディーラーは例えどこで購入した車でも、どこで点検整備をしていてもメーカー保証期間内ならば保証修理をおこなわなければならない義務があります。
ですから、車検を他でやったとしてもディーラーでは断ることはできませんので、安心して大丈夫です。
ただし、中古で購入した車は保証継承をしなければならないので注意が必要です。
車検のキャンセルは点検整備が始まる前にはしなければならない
車検をキャンセルするときには、少なくともディーラーで点検整備を始まる前にはしておきましょう。
もし、何らかの都合でどうしてもキャンセルしなければならなくなった場合にはしょうがないですが、整備の途中でキャンセルというのは基本的にはNGです。
整備の途中でキャンセルすると、それまでの作業時間分の工賃は請求されても仕方ありません。
ですから、車検をキャンセルするときには作業が始まる前にはすることが鉄則です。
まとめ
ディーラーで車検の勧誘があったときには、今までの付き合いが長いほど断りづらいです。
だからといって、車検代が高いのに無理をして出す必要もないです。
お金のことは大変重要なことなので、思い切って断る勇気を持ちましょう。
ただ、断る時には相手の気持ちも考えて、あとで引きづることがないようにやんわりと断ればその後の関係もぎくしゃくすることもないでしょう。
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