車検時の部品交換の目安は何年?何万km? 交換したほうがいい部品

・車検の時に交換しておいたほうがいい部品ってあるの?

・車検時の部品交換の目安は何年?何万km?

・車検時に部品交換を勧められても交換しなくていい部品ってあるの?

・車検を安くできる業者はどこ?

 

このような疑問に、元ディーラー整備士の筆者がわかりやすく解説していきます。

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車検整備

 

 

車検の時に交換しておいたほうがいい部品ってあるの?

 

車検をした時にできれば交換しておいたほうがいい部品は、ブレーキオイル(ブレーキフルード)です。

ブレーキはブレーキペダルを踏むと、ブレーキのマスターシリンダー内のピストンが押され、ブレーキオイルに圧力が加わり、その圧力がブレーキキャリパーやホイールシリンダーのピストンを押してブレーキパッドやブレーキライニングを作動させて車を停止させます。

 

ブレーキフルード

 

車が走行するうえで重要な箇所は、まず第一に車を停止させる機能です。

例えば、エンジンがかからずに走れなければ車は事故は起こしませんが、ブレーキがきかなかったら大事故になってしまいます。

ですから、車検時に最も重要な点検箇所はブレーキ関係になります。

 

ブレーキオイルは吸湿性が高く、月日の経過と共に空気中の水分を含んでしまうので、ブレーキオイルの沸点が低下してしまいます。

ブレーキオイルの沸点が低下すると、ブレーキが少しの熱で熱くなってしまい中に気泡ができてしまいます。

その気泡のせいで、ブレーキオイルの圧力が低下して、ブレーキの効きが弱くなってしまいます。

普通の走行ならそれほど影響はありませんが、山道の下り坂などブレーキを多発するような場面では、すぐにブレーキオイルが熱くなってしまうので大変危険です。

また、走行距離の多い車などはブレーキオイルの汚れが顕著になります。

ブレーキオイルが汚れると、オイルの劣化も早いので、走行距離が多い車は車検時よりも早い期間での交換が望ましいです。

 

ブレーキオイルは、走らなくても性能は劣化してしまうので、車検の時に走行距離が少ないから交換しなくてもいいだろう、という訳にもいきません。

また、ブレーキオイルを長い間交換しないでいると、ブレーキオイルに吸着した水分がブレーキの配管やキャリパーなどの中に錆びを発生させてしまい、ブレーキが引きずる原因となってしまいます

そのようなことになってしまうと、ブレーキのオーバーホールなどが必要となってしまうので、余分な修理代がかかってしまいます。

そのような訳で、ブレーキオイルは車検毎には交換しておいたほうがいいでしょう。

 

車検時には、業者の見積もりにブレーキオイル交換の見積もりが必ず入っているのが当たり前で、もし、ブレーキオイル交換の見積もりが入っていない業者などは、安さだけを追求したお店と考えられるので、あまりおすすめできません。

 

車検時の部品交換の目安は何年?

 

車検の時に交換が必要となる部品は、前述のブレーキオイルを除けば消耗部品があげられます。

 

車検の時に点検して交換が必要とされる主な消耗部品は

 

ブレーキ関係

・ブレーキパット

・ブレーキライニング(ドラムブレーキの場合)

・ブレーキホース(亀裂、損傷)

・ブレーキオイル

エンジン関係

・エアクリーナー(汚れ具合)

・スパークプラグ

・各ベルト類(ファンベルト、エアコンベルト等)

・LLC(冷却水)

下回り関係

・ブーツ類(ロアアーム、タイロットエンド等の繋ぎ目のブーツ)

 

大雑把に上げるとこのような箇所です。

 

ブレーキ関係

 

ブレーキパッド

 

ブレーキパットやブレーキライニングの交換目安は年数には関係なく、どのくらい残っているかで判断します。

ブレーキの残量が何ミリしかないから車検が通らない、という基準はないので、残りが2mm以下であっても、ブレーキテスターで計測して制動力が基準を満たしていれば、車検は通ります。

しかし、そのままの状態で走行していくと、いくらも経たないうちにブレーキパットは用を足さなくなってしまって大変危険です。

なので、普通はブレーキパットの残りが4mm以下だったら交換を勧められます。

 

ブレーキホースは、走行距離で判断するわけではなく、亀裂や損傷などの痛み具合を見て交換かどうかを判断します。

ブレーキホースはブレーキを踏むと内部のブレーキオイルの圧力が急激にあがるので、ちょっとした亀裂でもいきなり漏れ出すことがあります。

状況にもよりますが、ブレーキホースが破裂していきなりブレーキが効かなくなってしまった、なんてこともあるので、ブレーキホースにちょっとでも亀裂や損傷が発見できたら、迷わず交換です。

近年ではブレーキホースの材質も昔と比べると格段に良くなっているので、滅多に交換することはなくなりましたが、昔は4年に1回のペースで交換していました。

 

エンジン関係

 

エアクリーナー

 

エアクリーナーは、汚れ具合を見て交換の有無を判断します。

エアクリーナーは、走る環境によって汚れ具合が全然違ってきます。

舗装路しか走らないのと、山道の未舗装路を走ることが多い車では、必然と汚れ具合に差ができます。

エアクリーナーは別に汚れていても車検は通るのですが、エンジンの調子に影響を与える重要な部品です。

たかがエアクリーナー、と思っている人もいるかもしれませんが、エアクリーナーが汚れていると燃費などにも悪影響を与えます。

エアクリーナー代をケチっても、燃費が悪くなって燃料代が多くかかってしまっては、元も子もありません。

それと、エアクリーナーが汚れていると影響を与えてしまう部品があります。

それは、エアフローセンサーという部品ですが、エンジンの吸入空気量を感知してコンピューターに信号を送る部品です。

エアクリーナーが汚れていると、そのセンサーも汚れてしまって正確な信号をコンピューターに送れなくなってしまい、最悪の場合にはエンジンがかからなくなってしまいます。

部品代も純正品を使うと2万円くらいかかってしまいます。

そのようなことを考えると、早めに交換しておいたほうがいいでしょう。

 

スパークプラグ

 

スパークプラグ

 

スパークプラグには、白金プラグ・イリジウムプラグ・普通のプラグ(いろいろ種類はありますが、ここでは白金プラグ・イリジウムプラグ以外の一般的なプラグを普通のプラグと呼ばせてもらいます)などがあります。

 

白金プラグやイリジウムプラグは、通常10万kmが交換時期(普通のスパークプラグは2万kmくらい)に指定されている場合が多いです。(軽自動車の場合にはその半分と考えましょう)

(注、最近では20万kmという車も出てきました)

それなので、車検の時に10万kmにまだまだ余裕がある場合には交換しないのが普通です。

ただし、だからと言って必ずしも10万kmもつということも言えません。

中には8万kmくらいで壊れてしまう場合もあります。

また、車の乗り方によっても違ってきます。

高速走行が多い車や、エンジン回転を上げて走ることが多い車は、一般道を普通に走行している車よりもスパークプラグにかかる負担は大きくなります。

なので、おのずと交換時期も早くなります。

 

スパークプラグなどの電装品は、壊れる時には突然、何の前ぶれもなく壊れるので、走行中にいきなりエンジンが調子悪くなった、などということが普通にあります。

車検の時にスパークプラグの交換を勧められたら、それらのことも充分に考えて判断しましょう。

 

ファンベルト、エアコンベルトなどのベルト類

 

ファンベルトを点検

 

ファンベルト(オルタネーター用ベルト)やエアコンベルトは、ベルトの亀裂や損傷などを見て、判断します。

ファンベルトは、エンジンの回転を利用してファンを回し(電動ファンは別)、ラジエターの冷却水を冷やす役目をするとともに、ウォーターポンプを回してエンジンの冷却水を循環させたり、オルタネーターを回して発電させたりします。

なので、ファンベルトが切れてしまうとエンジンがオーバーヒートしてしまったり、バッテリーが充電されなくなったりしてしまいます。

ファンベルトは、古くなってくるとエンジンをかけた時にキーキー、とかシュルシュルとかいった音がしてくるので、そのような時には亀裂などが入っていなくても交換したほうがいいでしょう。

 

LLCは、現在の車はスーパーLLCと呼ばれるものが使用されている車が多く、初回の交換時期の目安は、7年又は14万kmとなっています。

ただ、ひと昔前の車は普通のLLCを使用している車が多かったので、交換時期は2~3年でした。

LLCは、古くなるとラジエターの腐食の原因となったり、オーバーヒートの原因となったりしてしまうこともあるので、定期的な交換が必要です。

 

下回り関係の部品

下回りの部品での消耗部品はブーツ類があげられます。

ロアーアームのボールジョイントブーツやタイロットエンドブーツ、ドライブシャフトブーツなどが代表的な物で、ブーツが切れている場合には車検は通りません

タイロットエンドブーツの部品代は1ヶ500円程度ですが、工賃が片側で3千円程度から5千円程度のところが多いです。

 

タイロッドエンド

 

ロアーアームのボールジョイントブーツの場合には、タイロットエンドブーツのようには簡単にはできないので、それよりも工賃は高くなってしまい、片側で5~6千円ほどかかるのが一般的です。

 

ドライブシャフトブーツも切れているともちろん車検は通りません

 

ドライブシャフトブーツ切れ

 

しかも、ドライブシャフトブーツが切れているとドライブシャフトのベアリング部に泥などが入ってしまって、ベアリングが損傷してしまい、ハンドルを切った時にカタカタと異音が出るようになってしまいます。

そうなってしまうとドライブシャフトをそっくり交換するようになってしまうので、高額な修理代が発生してしまいます。

ドライブシャフトのブーツの交換は、片側で1万円~1万5千円くらいです。

 

タイロットエンドブーツもロアーアームのボールジョイントブーツも、ドライブシャフトブーツも、交換にかかる工賃は店によってかなりの差があります

車検の時に見積もりを提示してもらって、その金額に納得いかなかったら、他の店でも見積もりをしてもらって比較して検討することも必要でしょう。

 

車検時に部品交換を勧められても交換しなくていい部品ってあるの?

 

車検の時に、店によっては必要のないところまで勧めてくるところもあります。

直接車検とは関係ないところを勧めてくる店の場合には、ここの箇所の交換は今必要なのか、をよく考えて返事をしましょう。

 

エアコンクリーナーの交換、エアコンガスの交換、エンジンオイルの添加剤、ガソリンの水抜き剤、ヘッドライトのクリーニングなども車検時に勧めてくるところもありますが、車検とは直接関係のないところなので、自分に必要ないと思ったらはっきりと断りましょう。

 

それと、車検の時に交換する部品の判断は、車検を受けた後にあとどのくらい乗るか、によって判断することが大切です。

車検を受けてから次回車検までは必ず乗る、と決めているならばできるだけ店で勧められた部品(走行に直接影響のある部品)は交換したほうがいいです。

特にブレーキ関係や下回りの部品に関しては、そのまま交換しないで乗っていると事故をおこしてしまう可能性もでてくるので、あと2年は安心して乗りたいと思うならば車検の時に交換しておいたほうが安心です。

 

車検はその時に合格基準を満たしていれば通ります。

ですから、車検は受けるがそんなに長く乗るつもりはない、という人は最低限の車検で充分でしょう。

但し、車検を受けたあとすぐにどこか故障しても、それは自己責任ということだけは憶えておくべきです。

 

車検を安くできる業者はどこ?

 

車検をなるべく安い金額でしたい、という考えの人はディーラーに出すという選択はありません。

はっきり言ってディーラー以外だったらどこも似たような金額です。

だからと言ってどこでも良い、という訳にもいかないので、車検代が安くても信頼のおける業者でないと後でひどい目に合います。

車検代が安く信頼のおける業者を捜すには、全国的に展開している車検システムを利用するのが一番です。

なかでもおすすめなのが楽天car車検と言えるでしょう。

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