自動車整備工具 初心者におすすめ 便利な特殊工具も紹介

 

国家2級自動車整備士が自動車整備初心者におすすめする工具と、あると便利な特殊工具の紹介記事です。

 

自動車整備初心者におすすめの工具

 

ここからは自動車整備初心者のかたがまず始めに揃えておきたい工具を紹介します。

 

最初のうちは無理に高額な物は買わないで自分の予算の範囲内で揃えていきましょう

 

まずは、スパナ・コンビネーションレンチ・メガネレンチからです。

 

工具と言えば、まず思い浮かべるのがスパナです。

 

スパナは自動車整備に限らず、家庭でも多く使われることが多い工具です。

 

1本1本バラで買うと高くついてしまうので、セットで買ったほうがお得です。

 

スパナ

 

 

スパナ

 

スパナには片方だけ口が開いた片口スパナと両方とも口が開いた両口スパナがあります。

 

スパナはメガネレンチが使用できない箇所のボルトやナットを回すときに使用します。

 

 

基本的に自動車のボルト・ナット類を回す場合には力を加えやすいメガネレンチやソケットレンチを使います。

 

どうしてもメガネレンチが使えない箇所はスパナを使いますが、スパナレンチはあまり力を加え過ぎるとボルト・ナットの角を舐めてしまう可能性があるので気をつけなければなりません。

 

できればKTCTONEなどが良いのですが初心者のうちは無理して高い物を揃えなくてもいいでしょう。

 

でもあまり安すぎて精度が悪い物はボルト・ナットの角を舐めてしまう可能性もあるので自動車整備には不向きなのでやめておきましょう。

 

スパナは力がかかる箇所には不向きな為あまり出番はないですが、アクセルワイヤーのロック(ダブル)ナットを緩めたり、バイクのミラーを外したりするときには必要な工具で基本的にメガネレンチが使えない箇所の整備に使用します。

 

スパナは1本ずつで買うよりセットで買うほうが断然お得なのでここではスパナセットを紹介します。

 



sk11のスパナセットです。

ガンメタリックの仕上げで値段が安い割りには結構使えるスパナです。

初心者におすすめのスパナセットです。

 


こちらは厚さが薄いスパナセットです。

極薄のスパナもあると便利なので揃えておきたいところです。

主にダブルナットでナットの厚みがない場合には薄型スパナでないと回すことができないです。

 

コンビネーションレンチ

 

コンビネーションレンチ

 

コンビネーションレンチはスパナレンチとメガネレンチを合わせたレンチで、スパナレンチとメガネレンチを2本用意する必要がなく、1本で2種類の使い方ができる、という利点があります。

 

但し、欠点もあります。

 

スパナレンチやメガネレンチは両端のサイズが違います。

 

例えば片方が10mmのサイズだったら反対側のサイズは12mm。

 

というふうになっているので1本で2種類のサイズに対応できますが、コンビネーションレンチの場合は両端とも同じサイズなのでボルト・ナットのサイズが違う場合には、サイズの違うレンチが2本必要になります。

 

最初のうちはスパナレンチとメガネレンチがあれば充分なのでコンビネーションレンチは余裕ができたら揃えれば良いでしょう。

 

逆にコンビネーションレンチだけ揃えてスパナレンチとメガネレンチは後から、という考え方もありです。

 

自分の作業目的と予算に合わせて揃えていけばいいでしょう。



sk11のコンビネーションセットです

スパナと同じくガンメタリックの仕上げでコストパフォーマンスの高いコンビネーションレンチです。

 

スパナレンチ・コンビネーションレンチ・メガネレンチなどは購入するときにサイズがミリとインチの2種類あるので注意しましょう。

 

現在ほとんどの国産車はミリサイズなので国産車の整備をする場合にはミリサイズの工具を、逆に外国車の場合にはインチサイズが多いのでインチサイズが必要になります。

 

自分が整備する車が国産車かそれとも外国車かによって購入する工具が変わってくるので間違って買わないようにしましょう。

 

自動車整備が初心者のかたでも、どうせ買うならあとからもっといいのが欲しくなるので最初からいい物を買っちゃおうかな

というかたにはトネ(TONE)KTCなどをおすすめします。

 

トネ(TONE)やKTCならば後で後悔することは無いです。



 

KTCもトネ(TONE)も差は無くどちらを選んでも満足できる商品です。

長く使うならこちらがおすすめです。

 

メガネレンチ

 

メガネレンチは両端が丸く穴が開いているレンチで自動車整備には一番多く使う機会が多いレンチです。

 

一口にメガネレンチと言ってもいろいろな種類があり作業する内容によってどれを使うかによって作業時間が大幅に違ってきます。

 

メガネレンチにはオフセットというものがあります。

 

オフセットとは

下の写真のメガネレンチの先端の丸い部分と手で持つ部分(真っすぐな部分)に角度がついていることをいいます。

 

メガネレンチ

 

 

 

 

上の画像のメガネレンチは60度のオフセットがついたメガネレンチです。

 

メガネレンチ

 

そして2番目のメガネレンチは45度のオフセットがついたメガネレンチです。

 

 

で、3番目のメガネレンチがオフセットのないストレートタイプのメガネレンチです。

 

 

 

メガネレンチのオフセットってなんでついているの?

 

それは、ボルト・ナットが付いている場所によっては、角度が付いていないとメガネレンチがセットできないからです。

 

近年の車は昔の車と比べるとエンジンルームの中は手が入らないほどびっしりと色々な部品が詰まっています。

 

必然的に工具を入れるスペースも狭くなり角度が大きいメガネレンチでないとボルト・ナットにアクセスできない箇所が多くなってきました。

 

そのために現在では角度が大きいメガネレンチが重宝されるようになりました。


 

ストレートメガネレンチは周囲に何も邪魔をするものが無い状況では最も力を入れやすいです。

 

メガネレンチは作業する状況によって使い分けることが必要で、できればオフセットのあるメガネレンチとオフセットのないストレートメガネレンチを用意いておけば作業効率も全然違うでしょう。

 

上で紹介したメガネレンチの他にもオフセットが60度とか75度とかいろいろあるので自分の作業用途にあったものを選びましょう。


 

ドライバー

ドライバー

 

ドライバーは普段家庭でも使うことの多い工具です。

 

自動車整備では得に重要な工具で自動車のエンジン関係、外装、内装とほぼすべての箇所で必要となります。

 

ドライバーにはプラスとマイナスがあり、できれば大、中、小の3種類を揃えて置きたいところです。

 

プラスドライバーは文字通り先端がプラスになっているドライバーです。

 

プラスドライバーはネジのプラスの部分にピッタリとフィットする物が理想です

 

ネジのプラスの部分とドライバーの先端のプラスの部分にがたがあるとネジの頭の部分を舐めてしまうことがあるのでドライバーに関しては自動車整備初心者でも良い物を使用したほうがいいです。

 

そしてできれば貫通ドライバーのほうがいいでしょう。

 

貫通ドライバーとはドライバーの軸の部分がグリップの部分まで貫通しているドライバーです。

 

自動車整備の実際の現場では錆ついたネジを回すときなど、どうしてもドライバーを叩いてネジを回したいときがあります。

 

そういうときに貫通式で無いドライバーだとドライバーを壊してしまいます。

 

(だからといってむやみやたらに叩くのもよくありません。いくら貫通ドライバーといえどもあまり強い力で叩くと先端が潰れる可能性もありますので)

 

ドライバーは整備初心者でもKTCやTONEをおすすめします。

 


 


 

プライヤー

プライヤー

 

プライヤーには大きく分けてコンビネーションプライヤー、ロングノーズプライヤー(ラジオペンチ)、ニッパーなどがあります。

 

コンビネーションプライヤーは物を挟んだりするときにかかせない工具で絶対に必要な工具です。

 

ロングノーズプライヤーは先が細長くなっている工具でコンビネーションプライヤーでは挟めないような箇所を修理するときに便利です。

 

ニッパは基本的に配線や針金などを切ったりするときに使います。

 

 

 

ソケット(ボックス)

 

ソケットは単体で使うことはできないのでラチェットハンドルなどと組み合わせて使います。

 

 

このような形をしたものでサイズや長さもいろいろあります。

使うときは

 


このようにしてラチェットハンドルなどと組み合わせて使います。

 

ソケットは6角と12角があり、6角のほうはボルトやナットの頭との接触面が大きくなるのでボルトが硬くしまっていて回すのに力を必要とする場合などに適しています

 

逆に12角のほうは力を必要とする場合には向きませんが、その代わりに角が多い分ラチェットレンチなどで回す場合に、スペースがなくてラチェットハンドルの振り幅を稼げないときなんかは小さい振り幅ですむので作業効率的には有利になります。

 

 

左が6角のソケットで右が12角のソケットになります。

 

ソケットを購入するときに注意したいのがソケットの差し込み角です。

 

ソケットの差し込み角には1/4、3/8、1/2 といったサイズがあります。

 

ミリサイズで言いますと、1/4が6.35mm 3/8が9.5mm 1/2が12.7mm となっています。

 

小さい順に 1/4、3/8、1/2 となっていきます。

 

これはラチェットハンドルなどの差し込む部分のサイズと合致していなければ使えません。

 

 

裏からみるとこんな感じです。

 

差し込み角の違いがそのままソケットの大きさの違いとなってきます。

 

この他にも大型車のトラックとかバスになりますと3/4とか1インチといった大きいものもあります。

 

ソケットはサイズがいろいろあるのでたくさん必要になります。

 

なのでひとつひとつバラバラで買うと結構な金額になってしまうので購入するときにはセットで買うのがお得だと思います。

 

ソケット(ボックス)レンチ おすすめは サイズ や種類は

 

ラチェットハンドル

 

ラチェットハンドルはソケットなどを回す為の工具で、一方向だけに連続で回すことができるのでいちいち回すたびに工具を外す必要がないので大変便利な工具です。

 

エクステンションバーをつけたりして使うことができるのでメガネレンチなどでやりずらい箇所でも楽々作業できます。

 

 

ラチェットハンドルは上の写真のようなものでスイベルトヘッドと首振り式と固定タイプがあります。

 

首振り式のラチェットは角度を調整できるので、ボルトやナットの近くに障害物があって真っ直ぐにセットできない場合など便利ですが、ぞのぶん力は入れずらくなってしまいます。

 

固く締まっているボルトを緩めるような時には、首が固定されているラチェットのほうが力は入れやすいです。

 

写真の上側がスイベルトヘッドのラチェットハンドルで下側が固定タイプになります。

 

スイベルトヘッドのラチェットハンドルはこのようにして使うこともできます。

 

 

ラチェットハンドルには下の写真の矢印の部分にボールが備えられていてスプリングの作用でソケットを取り付けた時に外れないようにロックされます。

 

 

ソケットを外す時にはただ引っ張れば外れます。

 

また、下の写真のようなラチェットハンドルはロックボタンが付いていてボタンを押すことによってロックが外れるので簡単には外れないようにできています。

 

上の写真のラチェットハンドルの場合ソケットがボルトやナットに食い込んでしまい、外そうと思ったらラチェットハンドルだけ外れてしまって、ソケットがボルトのほうに残ってしまったなんてこともあります。

 

しかし、下の写真のようなラチェットハンドルは、ロックボタンを押さないと外れないので、そういうことが無い反面、ボタンが付いている分ヘッドの厚さがあり、狭い箇所で入らない時もあります。

 

 

どちらも一長一短あるのであとは使う人の好みによるでしょう。

 

ラチェットハンドルの種類 選び方 おすすめの種類とサイズは

 

エクステンションバー

 

エクステンションバーはソケットやプラグソケットなどをラチェットハンドルなどと繋いで使います。

 

 

このようにして使うと奥まった箇所にボルトやナットが付いてても回しやすいです。

 

エクステンションバーの長さはいろいろあるので何種類か用意しておいたほうがいいでしょう。

 

エクステンションバー

 

おすすめのエクステンションバーセット

 

ハンマー

 

ハンマーは自動車整備だけでなく家庭内でも使う機会がある工具です。

 

どこの家でも1本はあると思いますが、自動車整備の初心者のかたは家庭内である物で充分なので無理して買わなくてもいいでしょう。

 

もし1本も無ければ安い物で充分なので買っておきましょう。

 

ハンマーは先が鉄でできている物やプラスチックでできている物やゴムでできている物があるので徐々に揃えていきましょう。


 

モンキーレンチ

 

 

モンキーレンチはボルトやナットのサイズに合わせて調整ができるレンチです。

 

使いかたはスパナと同じなので固く締まったボルトやナットは無理して回そうとすると、角を舐めてしまう可能性があります。

 

これ1本あればスパナが無い場合でもなんとかなりますが、どうしても構造上本体が大きいので細かい作業にはむかずスパナに比べると使い勝手は悪いです。

 

そのぶんスパナに比べると力は入れやすいです。

 

モンキーレンチは挟める幅があるので、使用目的に選ぶことが大切です。

 

おすすめのモンキーレンチ

 

六角レンチ

 

 

六角レンチは頭が六角に凹んでいるボルトを回すときに使います

 

メガネレンチやソケットレンチでは回すことができないので整備初心者でも必要な工具です。


 

ヘキサゴンソケット

6角レンチはL型の棒状なので、使いやすい反面、力を入れると棒がしなってしまいます。

なので、硬くしまっているようなボルトを緩めるには適していません。

 

そのような時に役にたつのが、ヘキサゴンソケットです。

普通のソケットと同じように、ラチェットハンドルやスピンナハンドルと組み合わせて使用します。

先が短いものと長いものがあるので、用途に合わせて選びましょう。


 

インパクトレンチ

 

 

インパクトレンチはタイヤの脱着などに威力を発揮する工具です。

 

タイヤ交換でインパクトレンチがなくては話になりません。

 

いちいちクリップレンチや十字レンチでクリップナットを回していたのでは大変な時間がかかってしまいます。

 

インパクトレンチにはエアコンプレッサーで圧縮された空気を使うタイプと電動のタイプがあります。

 

さらに電動のタイプでも充電式のタイプとAC電源式のタイプがあります。

 

使う用途に合わせて選ぶことが大事です。

 

タイヤ交換に使うインパクトレンチの選び方 おすすめは

 

ここまでは自動車整備初心者におすすめな工具を紹介してきました。

 

自動車整備初心者がこれらの工具を全部別々に揃えると結構な金額になってしまうのでこれらの工具が全部揃ったセット品を購入したほうが断然お得です。

 

自動車整備を覚えてきたらもっといろいろな工具が欲しくなってくるので、そしたら徐々に揃えていけばいいでしょう。

 

整備初心者におすすめは、SK11の工具セットです。

コストパフォーマンスに優れた工具です。


 

おすすめの便利な特殊工具

 

ひとくちに特殊工具といっても数多くのいろいろな種類があるので、ここでは私が今までに使ってきて便利で良い工具だと思ったおすすめの工具を紹介していきます

 

ボルトやナットの頭がなめてしまったときの便利工具

 

ボルトやナットの頭が崩れていたり、あまりにきつく締まっているのでなめてしまった

 

なんてときにおすすめの便利な特殊工具がこちらです

ツイストソケット とは 仕組み 使い方

 

ツイスターソケット

ごらんのようにソケットの内側がツイスト状になっていて緩める方向に回したときにボルトやナットの頭が引っ掛かるような構造になっています

 

これならばボルトやナットの頭が舐めていても楽に回すことができます

 

使いかたとしましてはツイストソケットをボルトやナットの頭の部分に差し込んでラチェットハンドルなどで回すだけですが、このときに気をつけてほしいのがツイストソケットを奥まで差し込まないとズルッといってしまい返って余計に舐めてしまうことがあるからです。

 

ハンマーなどで軽く叩いてやってきちんと奥まで差し込んでやりましょう

 

ただ、注意点としましてはツイストソケットの歯の部分がボルトやナットの頭の部分に噛み込むかたちになるのでボルトやナットは再使用できないことが多いです(再使用できるときもあります)のであらかじめ新品のボルトやナットを用意しておいたほうがよろしいかなと思います


 

ジオンソケットとは 仕組み 使い方

 

ジオンソケットはソケット内面にスリットが刻まれている特殊な加工がされているソケットで、角が丸くなったボルト・ナットを緩めることができるソケットです

 

ツイストソケットではボルト・ナットの再使用は難しいですが、ジオンソケットでしたら再使用することも可能です

 

しかし、ボルト・ナットの舐め具合がひどい時は、ジオンソケツトでは緩めることができない場合があるので、その時はツイストソケットのほうが構造上ボルト・ナットを噛む力が強力なのでツイストソケットで緩めることになります

 


こちらはストレート製のジオンソケットですが、角が損傷し80%まで丸くなったボルト・ナットを緩めることができます

 

ツイストソケットやジオンソケットはその構造上普通のソケットよりは値段が高いです

 

このようにセットでも販売されていますのでひとつひとつ購入するよりも安くなりますので

 

できればセットで揃えておいたほうがよろしいかなと思います

 

プラスやマイナスのネジ山が固くて緩まないときのおすすめの便利工具

 

インパクイトドライバー

 

 

ボルトやナットが固くて回らないときは先程紹介したツイストソケットで回すことができますが

 

プラスネジやマイナスネジの場合はツイストソケットは使うことができません

 

そのようなときに便利なおすすめの特殊工具がこれです

 

なめたネジ に ショックドライバー(インパクトドライバー)

 

先がビット式になっていてプラスやマイナスの大きさの違うものを選んで使用します

 

使いかたは簡単で先をネジ部にあて、ただ叩くだけです

 

このときにグッとネジの奥まで差し込んで片手でしっかりとネジ部に真っすぐになるように支えてもう片方の手で叩きます

 

差し込みが浅かったり斜めになっていたりするとネジの頭の部分が舐めてしまうので注意が必要です

 

左右の回転の切り替えがあるので回転方向を間違えないようにします

 

かなり固い場合はあらかじめ潤滑浸透剤などをかけておいて少しでも緩みやすくしておきましょう

 

ネジの頭が最初から少し舐めているときは先の平な鉄の棒などで少し頭の部分を叩いて修正してやると回しやすくなります

 

ビットは上の写真ではプラスとマイナスしかありませんがその他にも6角穴付きボルトやトルクスボルト用のビットもありますのであらかじめ用意しておくと便利です


 

ボルトやナットがソケットから落ちないおすすめの便利工具

 

バイクや自働車の整備をしていてソケットを使用して作業しているときに、うっかりボルトやナットを落としてしまったことはありませんか

 

バイクなどの整備のときは落としても大抵は床に落ちるので拾うのに手間はかかりませんが、自動車の場合はエンジンルームに落ちると途中で引っ掛かったりしてしまうことがあるのでどこに落ちたか捜すのにとても時間がかかってしまうことがあります

 

そういうことが無いように、もしボルトやナットが落ちたら捜すのが大変だな、と考えられる作業のときにおすすめの特殊工具がこれです

 

磁石のついたソケット マグネットソケット

 

マグネットソケット

 

ソケットの奥の部分に磁石がついているのでボルトやナットが簡単には外れません

 

マグネットソケット

 

このようにボルトがソケットの磁石の力でくっついています

 

これならば作業中にボルトやナットが外れて落ちてしまうことは無いでしょう

 

欠点としましては、作業が終わってボルトやナットをソケットから外す時にちょっと苦労します

 

ボルトの場合は長いので手で掴めるのでそうでもないですが、ナットの場合は手で掴めないので外す時にボルトをナットにセットしてボルトごと外すというようなことをしなければならないです。面倒ですよね

 

ですから私は必要性を感じたときしか使わないようにしています

 

とは言ってもこれがあるとないとでは全然違うのでやはり持っていれば大変便利なおすすめの工具です


 

ナットグリップソケット

 

ソケットの外周についたリングとソケットの内側に付いたボールでボルトやナットを保持します

 

マグネットソケットは鉄のボルトやナットでないと磁石に付きませんがこれだと材質に関係なく保持できます


 

充電式電動小型ドライバー は コードレス で 便利でおすすめの工具です

 

充電式電動ドライバー

充電式の電動の小型ドライバーで車の内装などの狭いところでも使えるので便利です

 

使いかたは簡単で上の写真の場合は赤い矢印のところのスイッチで回転方向の切り替えをおこないます

 

ビット式なのでさまざまなネジに対応できます

 

充電式なので電気のコードが無くてどこでも使えるのが利点です

 

回転速度の調整はできませんがちょっとした作業には充分でしょう

 

力も結構あるので手でぎっちり締めたときと同じようなトルクで締めることができます

 

ネジがたくさんあって緩めたり締めたりの作業がたくさんあるときには持っていると便利な工具です

Amazon.co.jp: 充電式電動小型ドライバー
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ブレーキスプレッダー デイスクブレーキセパレーター 

 

ディスクブレーキパットを交換するときに使うおすすめの特殊工具です

 

ブレーキスプレッダーもディスクブレーキセパレーターも呼び方が違うだけで物は同じです

 

 

ブレーキスプレッター

ブレーキスプレッダーの使いかたはハンドルの部分を右に回せば広がり左に回せば縮みます

 

広がることによってディスクブレーキのピストンを押し戻します

 

上の写真は幅の違うものを比較しています

 

ピストンが1個のシングルピストンタイプ用とピストンがダブルでついているタイプ用です

 

この他にもこのようなブレーキスプレッダーもあります

 

ブレーキスプレッダー

ブレーキスプレッダー

黄色の矢印の部分がラチェット式になっていてハンドルをストロークすることで広げたり縮めたりします

 

回すのでははなくハンドルを握ることによってブレーキピストンを縮めることのできるブレーキスプレッダーもあります

 

 

ディスクブレーキスプレッター

上の写真のもので、ハンドルを握ることによってブレーキピストンを押し戻します

 

短時間で済むので作業効率がいいです

 

ただ、難点としてピストンの動きが重かったりした場合には力が必要になり何回もハンドルを握ったり離したりしなければならないのでそのような場合には他の工具を使ったほうが早いです




 

バッテリーキャリー 

 

バッテリーキャリーとはバッテリーを持ち上げたり運んだりするときに便利なおすすめの特殊工具です

上の写真のようにバッテリーを挟んで持ち上げることができるので、片手でバッテリーを移動できます

 

使ってみた感想は、バッテリーを持ち上げて運ぶのに両手で持って運ぶより片手でこれを使って運んだほうがはるかに楽でした


 

ハンドルが回転するロータリーラチェットハンドル

 

ロータリーラチェットハンドルとはハンドルが回転することによってヘッドが回るという便利なおすすめの特殊工具です

 

狭い場所でラチェットハンドルを使ったときにハンドルを振るストロークをとれなくて困った

 

なんてときにこのロータリーラチェットハンドルがあれば問題解決です

ロータリーラチェットレンチ

上の写真のお尻の部分の四角い穴の部分にエクステンションをさして回すとヘッドの差し込み部分がまわる仕組みです

 

もちろん普通のラチェットハンドルとしても使えます

 

これがあればハンドルを振ることができない場所でも楽々ラチェットハンドルで作業できます

 

ベルトテンション調整レンチ


コーケンのベルトテンション調整レンチです。

 

ファンベルトなどを調整する時に、オルタネーターの位置を動かして調整するタイプは、大抵の車はオルタネーターが奥のほうにあるので、メガネやソケットレンチが入れずらい所にあります。

 

特にスズキ車で旧型のワゴンRなどの軽自動車は、エンジンの奥で下のほうに付いているのでベルト調整のボルトを緩めるだけでもひと苦労です。

 

メガネやソケットレンチはなんとか入っても回りの障害物のおかげでストロークすることが難しいです。

 

そんな時でもこのベルトテンション調整レンチがあれば簡単にボルトを緩めることができます。

 

ハンドルの部分がT型になっているおかげで、力が入れやすいです。

 

ボルトを緩める時には手で押しただけでは緩めることは難しいですが、ハンドルの先端をプラスチックハンマーかゴムハンマーなどで軽く叩いてやると一発で緩めることができます。

 

ボルトを締める時にはT型の部分を手で持って、引っ張ってやるだけで充分です。

 

簡単にベルト調整ができて時間も短縮できるので、この工具は本当におすすめです。

 

スプリングコンプレッサー

 

スプリングコンプレッサーは、ショックアブソーバーを交換する時になくてはならない工具です。

ショックアブソーバーのスプリングを縮める時に使う工具で、スプリングコンプレッサーの爪をコイルスプリングの両側に掛けて、ネジを締めこんでいけばコイルスプリングが縮みます。


 

スプリングコンプレッサーには、インパクトレンチを使用可能なものと、使用不可のものがありますが、使用不可のものは手でラチェットレンチやメガネレンチを回していかなければならないので、結構手間がかかります。

その点、インパクトレンチで回せば、すばやい時間で楽に締め込んでいけるので、インパクトレンチが使用可能のほうが絶対におすすめです。

 

フロアジャッキ

 

 

ジャッキ

 

フロアジャッキは、車のタイヤ交換をしたりする時に、車を上げてタイヤを浮かせるのに必要な工具です。

リフトがあれば必要ないですが、リフトがない環境の時にはジャッキが無いと足回りの整備は何もできません。

自宅でタイヤ交換などをする時には、持ち運びに有利な小型軽量のジャッキがおすすめです。

 

フロアジャッキの選び方、使い方 間違った選び方をすると使えない

 

寝板(クリーパー)

 

寝板(クリーパー)は、車をジャッキアップして車の下に潜り込んで作業するときに使います。

リフトがあれば必要の無い物ですが、オイル交換などをDIYで行なう時などは、ドレンコックを緩めるのに車の下に潜りこまなければなりません。

地面に横たわることになるので、寝板があれば楽に体を動かすことができます。


 

ラジエタードレンンコックソケット

 

ラジエタードレンコックソケットは、その名の通り、ラジエターのドレンコックを外す時に使う工具です。

そんなの手で回せば済むのでいらないじゃん、と思う方もいるでしょうが、車によってはラジエターのドレンコックの取付け位置が、手で回すには力が入れずらい箇所についているものもあります。

ドレンコックが固く締まっていて、手で緩まないような時にはプライヤーで咥えて緩めたりするのですが、プライヤーも入らないとなるとどうしようもありません。

そのような時に役立つのが、ラジエタードレンコックソケットです。

ラチェットレンチを差し込んで使えるので、固く締まったドレンコックも楽勝で緩めることができます。


 

 

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