車が真っ直ぐ走らない原因は何?ハンドル離すと勝手に曲がるのは異常

ハンドルが取られる

*当サイトにはプロモーションが含まれています

 

車を運転していて直線道路を走っていた時に、なんだか車が真っ直ぐ走らない、ハンドルから手を離すと車が勝手に曲がっていってしまう、などと感じたら車の足回りにどこか異常があるかも知れません。

車が運転者の意思とは関係なく勝手に曲がってしまうことを、俗にハンドルがとられる、とかハンドルが流れると言いますが、そうなってしまう原因はたくさんあります。

一概にハンドルがとられる、と言ってもいろいろな症状があるので、その症状によっても原因は違ってきます。

 

ハンドルが左にとられる

ハンドルが右にとられる

ハンドルのセンターがずれている

ブレーキを踏んだ時にハンドルがとられる

などといった症状が出た場合には、いったい何が原因なのか?

何をすればいいのか?

などを解説していきます。

 

ハンドルが左にとられる

 

真っ直ぐな道路を走行中に、ハンドルから手を離した時に軽く左にとられる、という程度ならば車の異常は心配の無い場合が多いです。

この場合、ハンドルがとられるというよりも、ハンドルが流れると言ったほうがいいのでしょうか。

言葉のニュアンスとしては、とられる、と言うよりも流れる、と言ったほうが程度が軽い印象を受けますね。

普通、道路はセンターライン(中央)付近が高くなって道路の両側にかけてだんだんと低くなっていきます。

それは、道路に傾斜を付けて雨水のはけを良くする為です。

日本の道路は車は左側通行なので、当然左側が低くなっているぶん車は左によって行きます。

普段、車を運転している目線では気づきにくいですが、しゃがんだりして目線を低くして見てみると道路の傾斜がよくわかります。

ただ、ハンドルがとられる程度としては、ハンドルをきちんと握っているぶんにはわからない程度のもので、ハンドルから両手を離した時に、車が少し左によっていく感じがする、というような程度です。

これが、ハンドルをきちんと握っていても左にとられる、というのでしたら、車に何かしらの異常があると見ていいでしょう。

 

ハンドルが右にとられる

 

普通の直線道路で、ハンドルが右にとられるというのは異常です。

道路は左に傾斜しているので左に少し流れるくらいだったら正常なのですが、高くなっている右側にハンドルがとられるのは車のどこかに異常がある証拠です。

 

ハンドルのセンターがずれている

 

ハンドルのセンターがづれていると、ハンドルがとられていると勘違いをしてしまうこともあります。

ハンドルがとられる事とハンドルのセンターがずれている事では全く意味が違います。

ハンドルがとられると言うのは、車が勝手に右又は左に流れていってしまうことですが、ハンドルのセンターがずれていると言うのは、車は真っ直ぐに走るが左右どちらかにハンドルが傾いている状態を言います。

車を運転していて、ハンドルから手を離しても車が真っ直ぐに走って左右どちらにも流れないようだったら、ハンドルの位置をセンターに調整するだけでよろしいでしょう。

調整はサイドスリップテスターを使用して、左右のタイロッドを回して長さを少しづつ短くしたり長くしたりして調整していきます。

 

タイロッド調整

 

慣れている方ならサイドスリップテスターを使わなくても、どのくらい回したらいいか検討がつくのですが、そうでない方はプロの整備士に任せたほうがいいでしょう。

 

ブレーキを踏んだ時にハンドルがとられる

 

ブレーキの片効き

 

走っている時にはハンドルがとられないが、ブレーキを踏んだ時だけハンドルがとられる、というのであれば、ブレーキの片効きが原因です。

正常なブレーキなら、ブレーキを踏んだ時に左右同じように効くのでハンドルがとられるということはありません。

しかし、ブレーキが錆などでピストンの動きが悪くなると、ブレーキを踏んだ時に左右のブレーキの効き具合に差ができてしまい、強く効くほうにハンドルがとられてしまいます。

例えば、左側のブレーキの動きが渋かった場合には、右側のブレーキのほうが強く効くのでハンドルは右にとられて、逆に右側のブレーキの動きが渋ければ、ハンドルは左にとられます。

また、ブレーキの片効きはブレーキを踏んだ時だけとは限りません。

ブレーキを踏んでいない時でも、ブレーキの片方が引きずっているような状態だと、走行中に車は片方だけブレーキをかけて走っていることになるので、車はブレーキが引きずっているほうにハンドルがとられてしまいます。

こういった場合には、ブレーキのオーバーホールが必要で、ピストンやシリンダーの錆をきれいに落としてやる必要があります。

ブレーキのオーバーホールも左右両方行うのが基本で、錆びているほうだけ行ってしまうとまた片効きの原因になってしまいます。

 

ハンドルが左右にとられる原因

 

車が直進中にハンドルが左右どちらかにとられる原因には以下のものが上げられます。

 

・タイヤの空気圧

 

タイヤの空気圧調整

 

タイヤの空気圧が左右違うとハンドルは空気圧の低いほうにとられてしまいます

タイヤの空気圧が低いと、タイヤと路面の設置面積が増えてころがり抵抗が大きくなってしまう為、抵抗が大きいほうにハンドルはとられてしまいます。

ハンドルがとられるといった時にまず一番に点検しなければならないところです。

 

・タイヤの種類の違い

タイヤの種類が違うとハンドルがとられることもあります。

タイヤの径や幅が同じでも、種類が違うとタイヤの溝のパターンやグリップ力、ころがり抵抗なども当然違ってくるので、ハンドルがとらえる原因になります。

また、同じ種類のタイヤだとしても、タイヤの残り溝がたくさんある物と少ししかない物では、ハンドルがとられる可能性もあります。

パンクなどをしてタイヤを1本だけ新品に交換した時に、その新品のタイヤを前側に履いた場合にはハンドルがとられる可能性もあるので、できるならば左右同時交換が望ましいです。

それと、タイヤの種類が同じで減り方が同じでも、場合によってはハンドルが左右どちらかに取られる時もあります。

見た感じ同じタイヤで同じような減り方をしたタイヤでも、タイヤを左右履き替えてみると直ってしまった、なんてことも私の経験上何度もありました。

その場合、はっきりした原因はわからないのですが、ハンドルがとられると言った場合には、タイヤの位置を変えてみて変化があるかどうかを点検してみることも必要です。

 

・タイヤの回転方向の違い

タイヤの種類によっては、回転方向が矢印で示されている物もあります。

それは、このタイヤを付ける時には矢印が前を向いていなければなりませんよ、と決められているもので、そのことに気づかずにバラバラに装着してしまうと、タイヤの走行抵抗が左右で変わってしまうので、ハンドル取られの原因になってしまうこともあります。

 

・ホイールアライメントの調整不良

ホイールアライメントとは、簡単に説明するとタイヤが車に取り付けられている角度のことを言います。

ホイールアライメントが調整不良だと、車の走行時の安定性が損なわれてしまい、ハンドルがとられてしまうことがあります。

ハンドルがとられる、といった時にはタイヤの空気圧と共に必ず点検しなければならない項目です。

ホイールアライメントには、キャンバー角・キャスター角・トー角、とありますが、この中で簡単に点検調整できるのがトー角です。

トー角とは、タイヤが進行方向に対して向いている角度のことで、進行方向に対してハの字になっていればトーイン、逆ハの字になっていればトーアウトとなります。

トーインはサイドスリップテスターを使用して簡単に測定できて調整も簡単です。

但し、サイドスリップテスターは指定整備工場ではなくてはならない物なので当然ありますが、認証工場では設置されているところは少ないので、調整を依頼するなら指定整備工場、ということになります。

サイドスリップの調整だけなら通常は3千から5千円くらいで済みます。

キャンバーやキャスターの点検そのものは簡単にできるのですが、調整となるとサスペンションの取り付け位置そのものをずらして調整するしかないので、簡単にはできません。

もっとも、キャンバーやキャスターがずれるということは、何かしらずれる要因があったということなので(足回りをぶつけたとか)足回りの部品の交換も必要になるかもしれません。

 

・左右のホイールベースの違い

左右のホイールベースの長さが違うとハンドルがとられてしまうこともあります。

ホイールベースとは、車の前と後ろの軸間の距離のことをいいます。

ホイールベースは正常の時でも左右差が1cmくらいなら問題ありませんが、2cmも3cmも違っていると問題です。

問題はホイールベースの長さそのものよりも、ホイールベースが違うということはキャスター角がずれてしまっていることが考えられるので、足回りのどこかが曲がってしまっているかずれてしまっていると考えられます。

ホイールベースの長さはメジャーがあれば簡単に測定できるので、左右の長さが違っていたらホイールアライメントの点検は必ず行うべきです。

 

ハブベアリングのガタやプレロードのバラツキ

ホイールハブベアリングにガタやプレロードの左右のバラツキがあると、タイヤが回転したときに左右の走行抵抗に差ができて、走行抵抗の大きいほうにハンドルがとられます

車をジャッキアップした状態で手でタイヤを揺すったり回したりして、ハブにガタがあったりタイヤを回した時ににゴロゴロとかゴーゴーといった異音がすれば、ハブベアリングの原因も考えられます。

ハブベアリングは消耗品なので、走行距離が増えればそれなりに傷んできます。

同じ走行距離数でも、車の使用条件によって傷み方は全く違ってくるので、何km走ったら交換しなければならないとか、何年で交換しなければならないといったものはないですが、走行中にゴーゴーとかガーガーとかいった異音が聞こえてきたら、ハブベアリングを疑ってもいいでしょう。

 

まとめ


 

車が走行中にハンドルが取られる原因はいろいろありますが、ハンドルが取られるということはそもそも車のどこかに異常がある訳です。

ハンドルが取られる原因を捜して修理するとなると、原因を突き止めるのは簡単な作業ではないので、それ相応の修理代がかかってしまいます。

見積もりの段階で、ブレーキの引きずりが見つかったとか、タイヤの種類が左右で違ったとかあったとしても、それを交換して正常な状態にしても、完全にハンドル取られが直るとは言い切れません。

いろいろな要素が絡んでくるので、実際にやってみなければ解らない、ということが本音です。

見積もり通りの金額で収まらず、追加作業がでてしまうかもしれません。

そのような事を考えた場合、車を修理しないで買い替えたほうが得な場合もあります。

得に、古い車や走行距離の多い車などはこれからどのような出費がでてくるかわからないので、車の買い替えの検討も必要でしょう。

コメント