バイクは250ccを超えると車検が必要になります。
それで、悩ませるのがバイクの車検をどこに出したらいいのか?といったことです。
バイクの車検をどこに出すか迷っているんだけど、どこがいいと思う?
そうね~。バイク大手チェーン店は高いしね~。
そのへんの自動車整備工場にでも出したら?
ちょっと待って。バイクの車検はどこでもいいという訳にはいかないよ。
バイクの車検はどこでもいいという訳にはいかない
車の場合には車検を頼む場合は
・自動車ディーラー
・民間の自動車整備工場
・ガソリンスタンド
・フランチャイズ店
・カー用品店
などたくさんあります。
そのような理由で、車の場合には車検を頼むところがいくらでもあります。
しかし、バイクの場合にはどこでもいいという訳にはいきません。
その理由は、バイクの場合はバイクの取り扱いに慣れた人でないと転倒させてしまうというリスクがあるし、車とは違った整備知識が必要になるからです。
なので、バイクの車検は自動車ディーラーや民間整備工場でもあまりやりたがらないことが多いです。
一般にバイクの車検はレッドバロンやSOXなどの大手チェーン店か、個人のバイク店に依頼することが多いのですが、都会のほうではバイクショップが数多くあるので、どこに頼むにしてもそれほど問題はありません。
ですが、地方のほうだとレッドバロンやSOXなどは県内に2店舗か3店舗くらいしかありません。
まして、レッドバロンなどは自社で販売したバイクしか車検を受け付けてくれないので、他でバイクを購入したかたはなおさら選択肢がなくなってしまいます。
(注)レッドバロンでも入会金を払って会員になれば車検をしてくれるそうですが、その場合には車検代の他に入会金が2万円ほどかかるそうです。
ですから、バイクの車検を出すときには車の車検ほどには選択肢が広くはないので、多少金額が高くても妥協せざるを得ないところがあります。
でも、それでもやはりバイクの車検は安いほうがいいですよね。
そのような時にはホリデーバイク車検を試してみたらいかがでしょうか。
ホリデーバイク車検は、バイクの整備に慣れた人が行なっているので安心ですし、車検にかかる費用もバイクの大手チェーン店と比べるとかなり安くなります。
バイクの車検をどこに出したらいいのか悩んでいる人は、一度見積もりだけでも出してもらうことをおすすめします。
自動車ディーラーではバイクの車検はしてくれないのか
自動車ディーラーや自動車整備工場でも店によってはバイクの車検をしてくれるところもあります。
筆者もディーラー時代や他の民間の整備工場に移ったときでも、バイクの車検はしていました。
ただ、店によっては断られる場合もあります。
その理由は
1、バイクの取り扱いは慣れていない
2、バイクを倒してしまった場合には弁償しなければならない
3、バイクの構造には車ほど詳しくはないので、整備に時間がかかる
4、かかった時間にたいしてそのぶんの工賃が安い
5、店の方針
6、バイクの運転免許を持っている人がいない
などが主だった理由です。
1番(バイクの取り扱いは慣れていない)と2番(バイクを倒してしまった場合には弁償しなければならない)の理由は関連することですが、バイクの取り扱いは普段から自分でバイクに乗っている人ならあまり問題はないでしょうが、バイクに普段接触する機会がない方にとってはバイクを押して歩くのでさえも大変です。
なので、バイクを移動するのでさえも大変気を使います。
移動する際にバイクを倒してしまったら、傷ついた部分を弁償しなければなりません。
実際に私の知り合いが大型バイクを、自分が車を購入した自動車ディーラーに車検を頼んだところ、ディーラーの人がバイクを倒してしまいバイクに傷がついてしまいました。
そのときには、カウルとマフラーに傷がついてしまったので、ディーラーで弁償してもらったということです。
ディーラーでは大赤字となってしまいました。
知人がバイクを引き取りに行ったときに、次回は車検を頼まないでくれ、と言われたそうです。
ディーラーでは本当は最初からやりたくなかったのでしょうが、自社のお客様ということで、しょうがなくやったのでしょうね。
ディーラーには同情するばかりです。
3番(バイクの構造には車ほど詳しくはないので、整備に時間がかかる)のと4番(かかった時間にたいしてそのぶんの工賃が安い)の理由にも繋がりがあり、ディーラーなどや民間の自動車整備工場では車の整備を基本としているので、はっきりいってバイクの整備にはそれほど詳しくはないです。
シートひとつ外すのにも、これどうやって外すの?
といった感じでいちいちネットなどで調べなければならない時もあります
エアクリーナーやスパークプラグを外すのにも、車種によってはガソリンタンクを外さなければできないものもあります。
そのように時間がかかったとしても、その時間ぶんの工賃を請求するわけにはいきません。
なので、バイクの車検はあまり効率のいい仕事とは言えないでしょう。
6番(バイクの運転免許を持った人がいない)の場合ですが、基本的に車検整備をするのには運転免許の有無は関係ありません。
しかし、バイクの運転免許を持っていなければ車検が終わっても試乗することができないので、走ってみての各部のチェックができません。
そして、指定工場ならその場で保安基準適合標章を発行してユーザーにバイクを渡すことができますが、認証工場だった場合には陸運支局にバイクを持ち込んで検査をしなければならないので、バイクを自走していくか、トラックなどで積載していかなければなりません。
バイクの運転免許がないと、自走はできないし仮にバイクを積載して運んだとしても、検査場ではバイクを乗った状態で検査するので、バイクに慣れていないと難しいかなと思われます。
バイクの車検はバイクの取り扱いに慣れている業者に出すのが一番
以上のようなことを考えると、バイクの車検は取り扱いに慣れている業者に出すのが賢明だと思われます。
ユーザー車検も車検代を安くするのにはいいのですが、ユーザー車検も慣れていないといろいろと大変です。
書類の受付や検査の方法もわからないので、初心者にはハードルが高いです。
さらに、初心者だとブレーキ検査やスピードメーター検査のときにバイクを倒してしまう可能性も充分にあります。
それらのリスクを考えると、車検業者に任せたほうが安心です。
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