車検はどこに出したらいいのか 元国家二級自動車整備士が解説します

車検の時期が近づいてきてどこに出したらいいのかお悩みではありませんか?

特に、引っ越しなどで今までお世話になってきた業者に出せなくなってしまった方や、個人売買で車を買った方などはどこに車検を頼んだらいいのかお困りだと思います。

ここでは、そのような方の悩みを解決する為に、元国家2級自動車整備士で自動車検査員もしていた筆者が、車検について詳しく説明させていただきます。

 

車検整備

 

自動車には車検制度というものがありますが、自家用乗用車では新車登録で3年、その後は2年ごとに行なわなければなりません。

それで、車検はどこにだしたらいいのだろうかと毎回悩む方もいると思います。

ここでは

・車検を安心して出せるところはどこなの?

・車検はどこに出したら費用が安くなるの?

・車検にかかる法定費用って何?

・車検を安くする方法は?

 

などといった疑問に答えていきます。

 

ディーラーとその他の整備業者の違いは

 

筆者は19年ディーラーに勤務していて、その後何店かの民間の自動車整備工場で働いてきました。

それで、筆者の経験から言わせてもらいますとディーラーも一般の整備工場も整備の内容は何も変わりません。

よくディーラーは整備の品質がいいので安心できるが、その他のところは安心できない。

などと言ったことを聞く時がありますが、そのような事は全然無いです。

少なくても、私の勤務した民間の整備工場ではディーラーにも全くひけをとらない整備を行なっていました。

まあ、なかには格安車検をうたってろくな整備もしないで車検を通すという業者もあることはあります。

でも、そのようなところは悪い口コミが広がっていって自然にすたれていくものです。

車検に出す時には廻りの人の評判なども聞いたりすることも大切です。

 

自動車整備をする人

 

ディーラーとその他の整備工場の違いは、やはり信頼感だと思われます。

あたりまえのことですが、ディーラーは自分の会社で販売している車種ばかりを整備しているので、各部細かいところまでめちゃくちゃ詳しいです。

ですから、お客様も安心して車を任せることができます。

それに比べると、民間の整備工場はいろいろな車種を整備するので奥深さという点ではディーラーに一歩譲ります。

 

車検の費用が安いところは

 

車検の費用を安く抑える為には、できることなら何店か回ってみて事前見積もりをしてもらうことをおすすめします。

ほとんどの店では見積もりはお金をとりませんので無料です。

ただし、その見積もりの仕方も店によってかなり違います。

きちんとリフトで車を上げてタイヤを外してブレーキパットの残量やエンジンのオイル漏れなどを点検したり、スパークプラグやエアクリーナーを外して交換時期かどうかを判断したり、といったようにきちんと隅から隅まで点検して見積もりを出すところもあれば、ただ法定費用と基本工賃だけ出して見積もりを終わらせる店もあります。

後者の場合には車検を依頼して、後から追加部品が多く出てきてしまい、結果的には車検代が高くなってしまった、などということもあります。

ただ、お客様によってはだいたいの見積もり金額だけわかればいいので早く済ませて欲しい。

などといった人もいるので、詳しく見積もったほうがいいのか、だいたいの金額がわかればいいのかというのは、一概にどちらがいいのかというのは言えません。

車検の見積もりをしてもらうのは大切なことですが、見積もりをしてもらうのにはそのお店にいって、見積もりをしてもらっている時間は待っていなければなりません。

詳しく見積もりをしてくれるところだったら30分くらいはかかるでしょう。

それを何件も回るとなると、そこに行くまでの時間なども考えるとかなりの時間を必要とするので、あまり効率的とはいえないです。

忙しくて何件も回ったりすることはできない。

という方はホリデー車検楽天車検などを利用してみるのもいいかもしれません。

参照>>>ホリデー車検

参照>>>【楽天車検】

参考までに某ディーラーと車検専門店(フランチャイズ店)の車検費用を比較してみました。

 法定費用 ディーラー(工賃) 車検専門店(工賃)
軽自動車 33,000円程度  38,000円程度  20,000円程度
小型車(1トン以下) 44,000円程度  40,000円程度  20,000円程度
中型車(1.5トン以下) 52,000円程度  44,000円程度  20,000円程度
大型車(2トン以下) 60,000円程度  47,000円程度  20,000円程度

(注:2021年3月現在の金額ですので、その後変わる可能性もあります)

法定費用の内訳は、重量税・自賠責保険・印紙代です。そして重量税はエコ減税などによって変わってきます。法定費用は国に支払うお金なので、車検業者には一切関係ないお金です。一般的に車検代が高いという印象を持つのは法定費用が高い為です。

 

工賃は基本工賃&検査料プラス事務手数料で、交換部品やそれに伴う工賃は含まれていません

 

このようにして見ると、ディーラーは車検専門フランチャイズ店に比べるとやはり高いと言わざるをえないでしょう。

 

車検を一番安くすませる方法はユーザー車検

 

車検を一番安くすませる方法はやはりユーザー車検です。

ユーザー車検は自分でおこなうので、法定費用だけですみます。

しかし、自分で陸運支局の車検場に持ち込まなければならないので手間と時間がかかります。

そして、陸運支局は平日しか稼働していないので会社員のかたは休みをとらなければなりません。

それで、一番の問題はわざわざ会社の休みをとって車を持ち込んでも、必ず合格するという保証が無いことです。

もし、不合格になってしまったら不合格になった部分をなおして再び持ち込まなければなりません。

また、点検整備をしないままで持ち込むかたが多いことも事実で、その時は合格してもあとで重大な故障を起こすこともあります。

こういったことを考えると、ユーザー車検は車検代を抑えることができる変わりに、かなりのリスクがあることも事実です。

ホリデー車検や楽天車検などを利用したほうがリスクがなく安心と言えるでしょう。





車検と法定24ヶ月点検

 

通常、車検の時には合わせて24ヶ月点検も同時に実施されます。

 

指定整備記録簿

 

車検は公道を走る為に必要な保安基準があり、それに合格すれば公道を走っても丈夫ということです。

一方、法定24ヶ月点検は車を安全に走らせる為に必要な点検をして車の故障を未然に防ぐという役割があります。

車検と法定24ヶ月点検も法で定められた制度ですので、きちんと受けなければなりません。

 

車検時の出費を少なくするには

 

車検時の出費をできるだけ少なくする為には、日頃からの車のメンテナンスをきちんと行なっていたほうが良いです。

例えば、エンジンオイルの交換にしても、長い間オイル交換をしないとオイルに混ざったエンジン内部のカーボンなどがオイルシールなどを傷めてしまい、オイル漏れを引き起こしてしまい、車検の時に始めて気づいて、それをなおさないと車検が通らないので整備代金が高額になってしまった。

なんてこともよくあります。

普段から車のメンテナンスをきちんとしていれば、そのようなことも前もって防げるので、車検の時に余分な出費をしなくて済みます。

 

参照>>>車検はいつから受けられる?

 

コメント