グロム125のバッテリー交換は超簡単で誰にでもできます。
ただし、やり方を間違ってしまうとヒューズを飛ばしてしまったり、新品のバッテリーを壊してしまったりということもあるので注意が必要です。
この記事ではグロム125のバッテリー交換を安全にする為のやり方と注意点を解説していきます。
グロム125のバッテリーは、シートの下に配置されているのでシートを外せばバッテリーは見えます。
それなのでまずはシートを外します。
グロム125 のシートの外し方は左サイドカバーのカギ穴にキーを差し込んで右に回します。
そしてシートの後ろ側を上げて後ろ側に引き上げる感じで斜めに抜けば外れます。
最初はちょっとやりずらいですが、慣れれば簡単です。
シートを外すと、このようにグロム125のバッテリーは横置きで搭載されています。
まずはバッテリーのステーを外します。
10mmのボルト1本で止まっているだけなのでバッテリーのステーは簡単に外れます。
そしたらプラスドライバーでマイナス端子を外してその後にプラス端子を外します。
マイナス側から外す理由は、プラス側から先に外そうとすると間違って工具と車体の鉄の部分が接触してしまってショートしてしまうこともあるので、それを防ぐ為です。
誤ってショートしてしまうと、ヒューズが飛んでしまいます。
瞬間的なショートなら問題ないときもありますが、ショートしてしまった時間が長い場合には工具が溶接されたようにくっ付いてしまう危険もあります。
順番を守って作業すればそのようなことはありません。
端子が外れたらあとは引っこ抜くだけです。
バッテリーを外すときには端子のナット側が下にポロンと落ちやすいので注意しましょう。
今回使用する新品のバッテリーはこれです。
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GS YUASA の YTZ5S です。
私の所有しているグロム125はJC61ですが、JC61もJC75もJC92もバッテリーは同じです。
この他にもグロムに適合する安いバッテリーはたくさんあるのですが、長く使うことを考えると信頼性の高い 国産のGS YUASA のほうがいいと思いこのバッテリーにしました。
安いバッテリーを買っていくらも経たないうちに使えなくなってしまったら、また買い直すことになってしまい余計にお金がかかってしまいます。
バイクを長い期間乗るのでしたら、最初から少し値段が高くても国産の品質のいい物を選んだほうが結果的にはお得です。
バッテリーを取り付けるときは外すときと反対の順で行なっていくのでバッテリーの端子はプラス側を先に付けてその後にマイナス側を付けます。
後はステーを付けてバッテリーの交換作業は終了です。
普通なら、バッテリーを交換すれば終わりなのですが、念の為にバッテリーの充電電圧も測ってみます。
まずは新品のバッテリー自体の電圧がエンジンをかけない無負荷の状態でいくらくらいあるか測ってみます。
何もしない状態で12.80Vでした。
ではエンジンをかけてアイドリング時の電圧を測ってみます。
12.58Vです。
アイドリングでは電圧が下がってしまいました。
そういえばVFR800Fもアイドリングでは電圧が上がらないようなことをホンダ系列のバイク屋さんから聞いたことがありますが。
グロム125もそうでしたか・・・
ま、バイクは常にヘッドライトが点きっぱなしだしこんなもんでしょう。
となるとアイドリングで長い時間かけておくのはよろしくないですね。
ではエンジン回転を3000回転に上げてみます。
今度は13.83Vに上がりました。
バッテリーの充電は問題ないようです。
今回購入したバッテリーはYUASA のYTZ5Sというバッテリーです。
今までは新品のバッテリーは液が別になっていて使う時に液を注入するタイプを買っていたのですが、それだとバッテリーの初期充電が必要になってしまう為バッテリー液を入れたり充電したりといろいろと面倒なので、今回は液入り充電済みのバッテリーを購入しました。
新品のバッテリーが届いたら箱から開けて交換するだけなので簡単にできるので、面倒くさがりやさんにはお勧めのバッテリーです。
実は今回バッテリーを交換する前の1ヶ月ほど前に一度新品のバッテリーに交換しています。
それなのになぜまた交換したのかというと、前回交換したバッテリーは半年以上前に購入したバッテリーで、新品なのですが買ってからそのままずっと放置していました。
バッテリー液が別になっているタイプでしたのでバッテリー液を入れないでおけば問題なかったのですが、バッテリー液を注入した状態で放置してしまったので当然上がってしまいました。
充電してエンジンがかかったのでそのときは大丈夫かなと思ったので、よし、使えると思ってバッテリー電圧なども測りませんでした。
ま、しばらく走れば充電して復帰するだろうと甘い考えでいたのですが、走行してウインカーを上げると反対側のウインカーのテールランプが暗くなるありさまです。
エンジンはかかるのですがこれでは危なくて走れません。
バッテリーが完全復帰するようすはなかったので、やむなく新品のバッテリーを再度購入した理由です。
非常にもったいないことをしてしまったので反省しきりです。
2級自動車整備士としては恥ずかしい限りです。
バッテリー端子を外すと電装系がリセットされてしまうので、時計を調整する必要があります。
グロム125の時計の調整の仕方はイグニッションONの状態で両脇のSETとSELボタンを同時に長押しします。
すると時間が点滅します。
左のSELボタンを押すと数字が進みます。
右側のSETボタンを押すと決定します。
時間が決まると分の数字が点滅します。
時間のときと同じようにしてセットします。
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バイクを毎日のように乗っている方はバッテリー上がりの心配はいらないでしょうが、私のようにたまにしか乗らない方はバッテリーが充電されないので上がってしまうことが多いです。
バッテリーは完全に上がってしまうと使いものにならなくなってしまいます。
なので、また新品のバッテリーを購入しなければならなくなってしまいお金がかかってしまいます。
そうならない為に私はバッテリーの充電器を購入しました。
それがこちらです。
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バッテリーに繋ぎっぱなしでも自動で充電量を調整してくれるので便利です。
そして、バッテリー上がりも心配せず、何回もバッテリーを買う必要もないのでコストも安上がりです。
この充電器の使い方は下の記事で紹介しています。
まとめ
現在のバイクはキックペダルが付いていないものがほとんどです。
万が一に出先でバッテリーが上がってしまっても、キックペダルが付いていればエンジンをかけることはできます。
でも、キックペダルが無ければ押しがけでかけるしかありません。
押しがけをしたことがある方は大丈夫でしょうが、そうでない方は不安ですし、危険でもあります。
そのようなことを考えると、バッテリーは早めに交換しておいたほうが安心でしょう。
バッテリーの交換はグロムに限らず、バイクなら特殊なものを除いては簡単です。
バイクショップなどに交換をお願いすると、倍くらいの費用がかかってしまうので、自分で交換したほうがはるかにお得です。
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