車のパワーウインドが動かないと車検は通らないのでしょうか?
車のパワーウインドーって以外と故障が多いものです。
パワーウインドーって以外と故障が多い部類に入るのですが、みなさんは今までにパワーウインドーが突然開かなくなってしまったり、閉まらなくなってしまったりということはないでしょうか。
パワーウインドーが動かないと車検が通らなくなってしまう可能性もあるし、それよりも窓が開かない、閉まらないとなると大変不憫になってしまいます。
今回は、パワーウインドーが故障して動かなくなってしまった時に車検は通るのか、故障の原因はなんなのか、修理代はいくらかかるのかを解説していきます。
パワーウインドーの修理代が高額になってしまった場合には
パワーウインドーが動かなくなってしまうと何かと不憫になるし、窓が開きっぱなしになった場合には、防犯上も安心できません。
また、場合によっては車検が通らなくなってしまう場合もあります。
パワーウインドーの修理代は普通に考えると、3~5万円くらいで収まりますが、車種によっては2万円くらいで収まる場合もあるし、それ以上かかってしまう場合もあります。
車検と一緒にパワーウインドーの修理もしなければならなくなってしまったら、車検の時に支払う金額もより高額になってしまいます。
パワーウインドーの修理代がかかるのは仕方がないとしても、車検にかかる費用はできるだけ抑えたいものです。
ではどうしたら良いか?
それは、車検代が安い業者に出すしかありません。
ディーラーなどに出したのでは高くなってしまうので、車検の安い業者に依頼するのが一番です。
でも、車検の安いお店ってどこ?
そんな悩みもあると思います。
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パワーウインドーが動かないと車検には通らないのか
車検が通らない場合のパワーウインドーの故障というのは、運転席や助手席のパワーウインドーが動かない場合になります。
基本的に運転席と助手席以外のパワーウインドーは故障して動かなくなってしまっても車検には通ります。
しかし、運転席、助手席のパワーウインドーが動かないからと言って100%車検が通らないというわけでもありません。
なぜなら、、保安基準にはパワーウインドーがどうのこうのといった記載がなく、24ヶ月点検にもそのような点検項目はありません。
保安基準に定めらているのは、運転席や助手席の窓ガラスに着色フィルムやステッカーなどが貼られているかどうかです。
陸運支局で車検の検査を受ける時には、コースに入る前に外観の検査をします。
運転席の窓が開いていれば、検査員は窓ガラスに何か貼られていないかどうかを確認する為に窓ガラスを閉めます。
その時に窓ガラスを閉めることができなければ、着色フィルムやステッカーなどの確認ができないので車検は通らないでしょう。
但し、窓ガラスが閉じていても開いていてもパワーウインドーの動作を確認する検査官もいます。
その時にパワーウインドーが動かなければ、もしかして指摘されるかもしれません。
そこらへんは検査官の判断によります。
パワーウインドーの故障についてははっきりとした答えはなく、グレーゾーンと言えますが、どちらにしてもパワーウインドーが動かなければ運転にも支障をきたします。
閉まらなければ雨が降ったら乗れないですし、反対に開かなければコイン駐車場などでの出入り時に不憫なおもいをします。
パワーウインドーが故障したらなるべく早く修理しておくことが得策でしょう。
それと、パワーウインドーで検査に通らなくなってしまうのは、ドアガラスが完全に閉まらない場合です。
パワーウインドーの動きが遅いとか、開閉しにくいとかの場合には問題なく車検は通りますが、その場合でも動きが遅くなる原因がどこかにあるので、そのまま放置していたのではいずれパワーウインドーは動かなくなってしまうので、早めに整備工場で点検してもらう必要があります。
パワーウインドーが動かない原因と対処方法
パワーウインドーは全部のドアが一辺に故障して動かなくなるということは滅多にないです。
大抵の場合は運転席だけ動かないとか、助手席だけ動かないとか、一箇所だけです。
どこの席のパワーウインドーが動かないかによって、点検の仕方も変わってくるので、まずは現状確認が最初です。
全部の窓が動かない、又は運転席だけ動く場合はロックスイッチを確認
もし、運転席は動くがその他は全部動かない、又は全部の窓が動かない、といった場合には運転席のパワーウインドースイッチのロックスイッチを確認しましょう。
これは小さい子供が誤ってパワーウインドーを作動してしまい顔や手を挟んでしまった、とかを防止する装置です。
それがロック側になっているとパワーウインドーは動きません。
この機構は全部の車種に付いているわけではないですが、付いている車はまず一番最初に確認するべきところです。
事実、私もお客様がパワーウインドーが動かないといって来店した時に、幾度となく経験しました。
以外と誤ってスイッチを押してしまう場合もあるので、まずはそこを確認です。
パワーウインドースイッチ本体の故障も多い
パワーウインドーのロックスイッチが問題なかったら、次はヒューズが切れていないかを点検します。
パワーウインドーには必ずヒューズがあるので、そのヒューズが切れているかどうかを点検しましょう。
ヒューズの付いている箇所は車によってそれぞれ違うので、車の取り扱い説明書を参考にすればいいでしょう。
ヒューズが切れていればヒューズを交換して直る場合もあるので、たったこれだけの作業で修理は完了します。
ヒューズを交換してもすぐ切れてしまうとか、すぐには切れないがしばらくするとやっぱり切れてしまう、ヒューズは切れていないがパワーウインドーは動かない、などといった場合には整備工場で点検してもらう必要があります。
パワーウインドーはパワーウインドースイッチ、モーター、レギュレーターの3つの部品で構成されています。
比較的多い故障は、スイッチの不良、モーターの不良などです。
スイッチにガタなどがあればスイッチ自体の故障の確立が高いです。
パワーウインドーのスイッチの交換は部品代と取り替え工賃で、15,000円~30,000円くらいが相場です。
パワーウインドーモーターの故障は修理代が高額になってしまう
モーターも長年使っていれば中の構成部品も消耗していくので、モーターが動かなくなってしまいます。
モーターの接触不良などでパワーウインドーが動かない場合には、モーターに衝撃を与えてやれば一時的に動く時もあります。
もし、窓ガラスを開けた状態でパワーウインドーが動かなくなってしまった時には、室内からドアを叩いて衝撃を与えてやれば動く時もあります。
一時的にでも動けば窓ガラスを閉めることができるので、試してみる価値はあります。
但し、窓ガラスを閉じることができたら、又動かなくなる可能性もあるのでそのままの状態で整備工場でみてもらいましょう。
窓ガラスは開けっぱなしになってしまうよりも閉めっぱなしになったほうがいいですからね。
パワーウインドーモーターには、挟み込み防止のECU(コンピューター)が内蔵されているので、モーター自体の部品代は高額になってしまいます。
修理費用は部品代と工賃を合わせると3万円ほどはかかってしまうでしょう。
状況によってはモーターとレギュレーターの同時交換も必要
パワーウインドーもモーターだけダメ、あるいはレギュレーターだけダメ、という場合はそれぞれモーターだけ交換とかレギュレーターだけ交換とかで済むのですが、両方にダメージがありモーターとレギュレーターをセットで交換しなければならない時もあります。
ちなみに、レギュレーターの交換だけだったら1~2万円、モーターだけの交換だったら2~3万円くらいになります。
両方の交換だと2万円~5万円ほどです。
ちなみに、部品代はそれぞれ合わせた金額になりますが、工賃は両方交換しても、レギュレーターだけ交換又はモーターだけ交換した場合とそれほど変わらないのが普通です。
パワーウインドーの故障を予防するには
パワーウインドーは長年使用していれば故障も出てくるので完全に予防することはできないです。
しかし、日頃から気を配っていればある程度の予防は可能です。
パワーウインドーが壊れる一つの原因として、ドアガラスレギュレーターに負荷がかかってしまうことが上げられます。
ドアガラスレギュレーターとは、モーターの回転をガラスの上下運動に変える部品なのですが、ギヤ式の物とワイヤー式の物があります。
窓ガラスの開閉部には、ガラスと車のボディの隙間のガタをなくす為のゴムのパッキンが付けられています。
車に雨水などが浸入しないようにする重要な役目もあります。
通常、ガラスチャンネルと呼ばれている部品なのですが、ガラスが上下する時に滑りが悪いとドアガラスレギュレーターに負荷がかかってしまいます。
そのままの状態で何回も上下していると、ドアガラスレギュレーターが曲がってしまったり、滑車の部分が壊れてワイヤーが切れてしまうこともあります。
ガラスの動きが悪いと、モーターにも負荷がかかるので熱をもってしまい、故障の原因となってしまいます。
それを防ぐには、日頃からガラスチャンネルの埃やゴミなどを取り除いてきれいにしておくことが大事です。
どうしても、動きが重い場合には滑りを良くするスプレーなどを塗っておくのもいいです。
但し、ゴム自体が劣化している場合には交換しないとダメなので、早めに交換しておくことでパワーウインドーの故障を防止することにもなります。
パワーウインドーの修理には、ヒューズの交換で直る場合もあり、モーターの交換やレギュレーターの交換が必要になってしまう場合もあります。
ヒューズの交換だけだったらいくらもかからないので、そこに点検費用を考えてもせいぜい2~3千円程度でしょう。
行きつけの店ならばヒューズ代だけで済むかもしれません。
しかし、モーターの交換やレギュレーターの交換なども必要になってしまうと、工賃や部品代などで3~5万円ほどかかってしまうこともあります。
パワーウインドーの故障ではガラスが落ちてしまうこともある
パワーウインドーの故障では、窓ガラスが下に落ちてしまうこともあります。
ワイヤー式のパワーウインドーレギュレーターの場合、ワイヤーが滑車から外れたり、切れたりしてしまうと窓ガラスは下に落ちてしまいます。
そうなってしまうとワイヤーが絡まったりして窓ガラスは上にも下にも動かなくなってしまいます。
窓を閉めることができなくなってしまうので、雨が室内に侵入してしまうので早急に修理が必要になります。
また、窓が開いていると防犯上も心配です。
大抵、パワーウインドーのレギュレーターが故障する場合の原因として、ガラスチャンネルと窓の滑りが悪くレギュレーターに負荷がかかって故障してしまう、というのが多いので、パワーウインドーの動きが遅いと感じたら窓ガラスが落ちてしまう前に早めに修理しておくことが大事です。
パワーウインドーの故障は古い車ほど多い
パワーウインドーは比較的年式が新しければ滅多に故障はしないものです。
やはり、低年式の車ほど故障が多いのはパワーウインドに限ったことではなく、どの部品に関しても言えることですが、だいたいモーターなどという物は一箇所に不具合が発生すると、別の箇所でも同じ不具合が発生する可能性もでてきます。
運転席のパワーウインドーは普段使用する回数が多いので、壊れる可能性が高くなるのは仕方がないのですが、それ以外のあまり使用する回数が少ない後ろの席のパワーウインドーが故障した場合には、そこ以外の箇所もいずれは壊れるものと思っていたほうがいいでしょう。
車が低年式、走行距離も多い、おまけにパワーウインドーも壊れている、となると車検を通すのにもかなりの金額がかかるかもしれません。
そのような場合には、車検を無理して通すよりも車を買い替えたほうがいいかも知れません。
車検を通すのにお金がかかるような車はディーラーなどに下取りに出しても査定額は0円の場合が多いです。
場合によっては、廃車をする為の手数料がかかってしまう場合もあります。
それだったら、いくらかでも買い替えの足しにできるように、テレビや雑誌で評判のカーネクスト
などの故障した車、動かない車、廃車をするような車でも高額で引き取ってくれる、車買い取り専門のお店に依頼したほうがお得です。
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