車検を安く受ける方法はこれ!車検費用を節約したかったらこの方法

車検整備

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車には新車から3年後、それ以降は2年ごとの車検が義務付けられています。

そのたびに、高い法定費用や整備代を支払わなければならないので、ユーザーにとっては悩みの種です。

そこで、法定費用に関してはどうすることもできないですが、整備代に関しては車検業者を上手に選ぶことで車検にかかる費用を節約することが可能です。

この記事では、ディーラーで車検整備を19年間して、ディーラーを辞めた後も数社の民間整備工場で仕事をしてきた筆者が、車検を安く受ける方法について解説していきます。

 

具体的にはどうしたらいいの?

まずは、車検の種類にはどのようなものがあるかを知りましょう。

 

車検の種類と車検業者

 

車検の種類には

・カーディーラー

・民間自動車整備工場

・車検専門フランチャイズ店

・カー用品店

・ガソリンスタンド

・ユーザー代行車検

などがあります。

また、車検は自分で車を陸運支局に持ち込んで検査をして車検を通す方法もあり、それをユーザー車検と呼んでいます。

ユーザー車検代行は、それをユーザーの変わりに業者が行なってくれるサービスです。

 

車検業者の違いによるメリットとデメリット

 

メリット

 

車検では、費用、信頼性、整備品質、手軽さ、という4つの項目が重要になってきます。

それぞれを、◎・○・△・×の4段階で比較してみます。

 

車検業者料金信頼性整備品質手軽さ
ディーラー車検    
民間整備工場    
車検専門フランチャイズ店    
カー用品店車検  
ガソリンスタンド車検  
ユーザー代行車検    

 

以上がそれぞれの車検業者を比較した結果です。

なお、この結果は筆者が個人的に感じたことですので、参考程度と考えてください。

 

カー用品店車検と、ガソリンスタンド車検の○の中に?マークが入っているのは、外注の整備工場によって評価がさまざまだからです。

 

それでは結果を踏まえてそれぞれを解説していきます。

 

ディーラー車検

カーディーラー

 

信頼性、整備品質で一番高いのはディーラーです。

メーカーの名前を背負っているのでいい加減な整備はできません。

ディーラーでは、次回の車検までは安心して乗れるように隅から隅まで徹底して整備をします。

なので、ブレーキパットやエアクリーナー、スパークプラグなどの消耗品に関しては早めに交換を勧めるので、どうしても整備料金は高くなりがちです。

そして、ディーラーの強みとしては、自社扱いの車に関しては、さすがにいろいろと詳しいことです。

 

なるほど、それならディーラーでやれば安心だね。

でも料金が高そうだしな~。

確かにね。信頼性が高いぶん料金が高くなるのは仕方がないかもね。

 

民間整備工場

 

民間整備工場

 

民間整備工場の車検の特徴としては、ディーラーよりもフレンドリーだというところがあります。

昔からのなじみの客が多いので、その方達にとっては敷居が低いと言っていいでしょう。

逆に新規の客の場合には初めてということもあって、ディーラー、ガソリンスタンド車検、カー用品店車検、車検専門フランチャイズ店などに比べると、敷居が高く感じることもあるでしょう。

整備内容や料金の面で、なじみの客と新規の客を差別することは基本的にはないですが、なじみの客の場合には車検の支払いも後日で大丈夫、ということもあります。

 

民間整備工場で車検をするのだったら、その店の人と仲良くなっておくことも大事です。

 

車検専門フランチャイズ店

車検専門フランチャイズ店は、民間整備工場とそれほど違いはありません。

元々民間車検場だった店がフランチャイズ契約をしているところが多く、フランチャイズ契約をすることで入庫代数を増やすことが目的です。

ユーザーとしてみれば、同じフランチャイズ店ならどこでも同じようなサービスが受けられるし、車検の整備品質においても安心感があります。

車検専門店なので、車検にかかる時間も短時間で終了することが可能になります。

 

車検専門フランチャイズ店は、なるべく短時間で車検を終わらせたいと考えている方にはおすすめです。

 

カー用品店車検

カー用品店車検で有名なのが、イエローハット車検やオートバックス車検などです。

カー用品店車検では、実際に車検の認証を取得している整備工場を持っているところは少なく、ほとんどの店舗では契約している整備工場に外注しているのが実状です。

整備をする作業場は備えていますが、整備の内容は主にオイル交換やタイヤ交換などの簡単な作業です。

中には、自社に整備工場を備えている店舗もありますが、その数はごく少数です。

 

ガソリンスタンド車検

 

ガソリンスタンド

 

近年多くなってきているのが、ガソリンスタンド車検です。

ガソリンスタンド車検は、カー用品店車検と同じく自社で車検を行なっているところは少なくて、その多くは契約している整備工場に外注で車検を行なっています。

金額も比較的安めに設定しているところが多く店舗も多いので、ユーザーにとっては好きな店舗を選べるメリットが大きいですが、逆にどこを選んでいいか迷ってしまうこともあります。

 

ユーザー代行車検

ユーザー代行車検は、ユーザーの変わりに代行業者が陸運支局に車を持ち込み、ユーザー車検を行なうサービスです。

代行業者は陸運支局の近辺に店舗を構えているのが多く、代行費用も1~2万円のところが多いですが、費用が安いぶん整備は行なわないところがほとんどです。

ユーザーにとっては、車検代が安くなるのが唯一のメリットです。

デメリットとしては、整備面に不安が残ることと、陸運支局から離れているユーザーの場合には、代行業者まで車を持ち込むのに時間がかかるので、その手間も考えなければなりません。

 

安さだけならユーザー車検代行が一番なんだけど、やはり整備がないと安心して乗れないしな~。

そうだね。やはり少しくらい料金が高くても安心して車を乗りたいよね。

 

ユーザー車検

ユーザー車検は、どこの車検業者にも頼まないで、自分で車を陸運支局に持ち込んで車検を通す方法です。

自分で全部行なうことで車検にかかる費用を節約できます。

整備は自分でするか、整備だけ整備工場に任せるかになりますが、整備工場に任せれば料金もそれなりにかかるので、ユーザー車検のメリットも少なくなってしまいます。

自分で整備の知識がある人ならいいですが、そうでない方にはあまりおすすめできる方法ではないです。

それに、陸運支局は平日の昼間しか行なっていないので、普通の会社員の方は会社を休んでいかなければなりません。

 

ユーザー車検は、手間と時間を考えればあまりおすすめできないです。

 

まとめ


 

車検業者には、カーディーラー、民間整備工場、車検専門フランチャイズ店、カー用品店、ガソリンスタンドなどがありますが、単純に安さだけを求めるならば

ユーザー代行車検→ガソリンスタンド車検・カー用品店車検→車検専門フランチャイズ店→民間整備工場→カーディーラー

となります。

逆に整備に信頼性を求めるならば

カーディーラー→民間整備工場→車検専門フランチャイズ店→ガソリンスタンド車検・カー用品店車検→ユーザー代行車検

となるでしょう。

 

こちらの記事でまとめた内容は、一般論に加え筆者の個人的観察も入っています。民間整備工場でも安い店もあれば、ディーラーに負けない整備を行なっているところもあります。

ガソリンスタンドやカー用品店でもその店によっていろいろと違うので、あくまでも参考程度に見てください。

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