車検切れの車を運転するとバレる理由は?バレたらどうなる?

車検切れ

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車は車検が切れていたら公道を走行することができません。

でも、車検が切れていることを知らなくて、車を運転した場合はどうなるのでしょうか?

車検が切れていてもバレなければいいというものではありません。

この記事では、車検が切れている車の運転がバレる理由と、バレたらどうなるのかを解説していきます。

車検切れの車の運転がバレる理由

 

・車検ステッカー

・交通違反

・事故

・交通取り締まり

・Nシステム

・通報

 

以上が車検切れがバレる理由となります。

ではそれぞれ解説します。

 

車検ステッカーで車検切れがバレる

 

車検が切れる年月

 

車検ステッカーとは、車のフロントガラスの中央の上部に貼られているステッカーのことです。

そこには、車検が切れる年月が外部から確認できるように記載されています。

一般の人はあまり気にも止めないステッカーですが、警察の人なら一発で車検が切れていることがバレてしまいます。

それじゃ~、そのステッカーを剥がしてしまえばわからないんじゃないの?

と考える方もいるかも知れませんが、それは大きな間違いです。

車検のステッカーは貼られていないと、法律に違反しているということで罰金が科せられます

そこで、ん?と思う方もいると思います。

実は先日、車検業者で車検を受けたんだけど、そんなステッカーは貼られていないな~。

と不安になってしまう方もいるかと思われます。

でも、安心してください。

車検をディーラーなどの指定整備工場で行なった場合には、車検証とステッカーは後日になる場合が多く、その代わりに保安基準適合標章というものが貼られているはずです。

その保安基準適合標章が車検証と車検ステッカーの代わりになります。

車検証とステッカーが届いたら、必ず張り替えてください。

 

交通違反で車検切れがバレてしまう

 

スピード違反や一時停止無視などの交通違反で警察に捕まると、免許証の提示とともに車検証の提示も求められるので、当然のごとく車検が切れているのはバレます。

交通違反と車検切れの両方があるので、罰則もより厳しいものとなります

車検証も車検ステッカーと同様に、携帯していないと罰金が課せられるので、常に車に備え付けておきましょう。

 

事故で車検切れがバレる

 

交通事故

 

事故を起こすと警察を呼ぶことにもなるので、警察が来れば交通違反の時と同じように車検証の提示を求められます。(車検証が仮に無かった場合でも車検ステッカーでバレます)

事故は自分が気をつけていればいいというものではなく、もらい事故もあるので完全に回避することは無理です。

 

交通取り締まりで車検切れがバレる

 

交通取締

 

公道を走行していると、たまに交通取り締まりに出くわすことがあります。

交通取り締まりは、全車を止める場合もあるので見かけたら回避することは不可能です。

 

Nシステムで車検切れがバレる

 

nシステム

 

TVの刑事ものの番組でよく見かけるNシステムというものがあります。

犯罪者を追跡するときに利用されるカメラです。

国土交通省は警察と協力して、Nシステムを利用して車検切れの車を摘発しています。

Nシステムのカメラで捉えられた車のナンバーは、MOTAS(自動車登録検査業務電子情報処理システム)にナンバー情報が転送されます。

MOTASには車の登録情報とともに、車検を受けているかの情報も入っているので、すぐに車検切れの車だということがバレてしまいます。

 

通報によって車検切れがバレてしまう

 

近所の人やガソリンスタンド、自動車整備工場、会社の人、知人などからの通報によって車検切れがバレることもあります。

特に、ガソリンスタンドや整備工場の人などは、仕事がら普段から車検切れの車は気にしているので、すぐにバレます。

車検切れの車を運転することは、非常に危険なことでもあるので、知らないふりもできません。

安全を考えると通報することも仕方ない時もあります。

 

車検切れの車の運転がバレた時の罰則は

 

車検切れの車を公道で運転した場合には、刑事処分や行政処分の対象となり、重い罰則が科せられます。

 

車検切れの車の運転がバレた場合の罰金

 

罰金

 

車検はただ切れているだけでは罪にはなりませんが、車検切れの車を公道で運転すると重い罰則が科せられます。

車検切れの車を運転すると、6ヶ月以下の懲役か最大80万円以下の罰金が科せられます。

詳しく述べると、車検切れで30万円以下、自賠責保険切れで50万円以下ということですが、大抵の場合は車検が切れていると自賠責保険も切れている場合が多いので、合わせて最大80万円以下の罰金ということになります。

 

車検切れの車の運転がバレた場合の点数の減点

 

運転免許

 

車検切れの車の運転がバレた場合の免許証の減点は、6点になります。(過去3年間に前歴がない場合)

違反点数が6点ということは、一発で30日間の免停処分となります。

ですから、前歴があった場合にはそこに加算されるので、免許が取り消されてしまう場合もあります。

 

自賠責保険が切れた車の運転がバレた場合の点数の減点

自賠責保険が切れた車の運転がバレた時の免許証の点数の減点は、車検切れの場合と同じく6点です。(過去3年間に前歴がない場合)

つまり、車検切れと自賠責保険切れが同時にあった場合の減点は12点となってしまいます。

違反点数が12点だと、90日間の免停となります。

 

車検切れの車の運転の罰金以外のリスク

 

罰金以外にも、車検切れの車の運転には大変なリスクがあります。

例えば、事故を起こした場合には保証も受けられないし、場合によっては逮捕されることもあります。

事故を起こした時の保証が受けられない

 

保険

車検が切れている状態で事故を起こしてしまうと、保証が受けられません

自賠責保険は車検の時に一緒に加入・更新するので、車検が切れているということは自賠責保険も切れている場合がほとんどです。

自賠責が切れていれば、当然保証も受けられないので賠償金は全額自己負担となります。

自賠責保険は対人賠償のみですが、場合によっては数千万円の賠償金が発生することもあります。

 

任意保険の場合には会社によってどのような規定になっているかによります。

任意保険は、基本的に自賠責保険で補えないぶんが保証されるので、自賠責ぶんは自己負担となります。

 

免許取り消しもありえる

車検切れの車の運転がバレた場合、違反点数は6点です。

そして、自賠責保険切れの違反点数も6点です。

ですから、車検切れと自賠責切れの両方の場合には、合計12点となり、90日間の免停となります。

しかし、これは過去に何も違反が無かった場合なので、前歴によっては免許取り消しもありえます。

免許取り消しになると、最低でも1年間は免許を取得することができません。

免許取り消しの期間は累積点数によって違うので、10年間免許が取得できない場合もあります。

運転免許を再取得する為には、一発試験を受けるか自動車教習所に通うかですが、一発試験は難易度が高く簡単には受からないので、教習所に通って免許を取得する場合がほとんどです。

教習所でかかる費用は平均で30万円前後かかるので、車検代と比べたらかなり高くなってしまいます。

また、悪質なケースと判断された場合は逮捕されることもあります

うっかり忘れてしまったようなミスの場合は相応の罰則・罰金で済む場合もありますが、車検が切れてから長期間過ぎていたり、前歴が多かったりと悪質と判断された場合は逮捕される場合もあります。

 

ここまで車検切れの車を運転がバレた場合の罰則を記してきましたが、車検切れの車の運転はバレるバレないに限らずしてはいけないことです。

バレなければいいのだろう、というわけではありません。

車検切れの車の運転は絶対にしてはならないことです。

その為には、きちんと車検が切れる前に受けることです。

 

車検切れで罰則を受けないようにするには

 

車検切れで罰則を受けないようにするには、車検が切れる前に車検を受けることが大切です。

しかし、うっかり忘れてしまうこともあるので、日頃から注意している必要があります。

 

車検満了日を確認する

 

車検証

 

車検満了日が近づいてくると、車を購入した販売店や前回車検をした業者などからダイレクトメールが送られてくるのが一般的です。

また、それとともに電話などでの連絡もあります。

ただ、それが車検が切れる何ヶ月も前だとまだ大丈夫と思って忘れてしまうこともあります。

ですから、そのような連絡があったら忘れないように、カレンダーなどに車検が切れる日にちを記入しておくことも有効です。

それと、車のフロントガラスには車検の有効期間が記載されているステッカーが貼られているので、そろそろ車検だな、と思ったらちょくちょく確認するようにしましょう。

 

車を個人売買した人やユーザー車検をした人は注意が必要

車を個人売買した人や前回の車検の時にユーザー車検をした人は、車の販売店や車検業者からの連絡は来ません。

なので、自分の車の車検がいつ切れるのかをうっかり忘れてしまいがちです。

そのような人は特に注意が必要と言っていいでしょう。

 

車検は早めに受ける

車検が切れてしまうとその時点で公道は走れなくなってしまいます。

車検を受けようとしても車検業者に車を乗っていくことができません。

ですから、車検は切れる前に受けることが大前提です。

車検は1ヶ月前から受けることができます。

指定整備工場だったら、保安基準適合標章が発行されるので45日前から受けることができます。(但し、申請とのからみでギリギリなので、そこのところは業者との相談が必要になります)

 

車検は早すぎてもダメ

車検は早めに受けたほうがいいからと言っても、早すぎてもダメです。

車検は1ヶ月前なら車検の有効期間がずれることはないですが、車検の継続申請がそれ以上前だと、車検の有効期間は車検の継続を申請した日からとなってしまいます。

例えば、車検が2021年の8月10日に切れるとして、車検を6月10日にしてしまうと、車検の有効期間は6月10日から2年後になってしまい、短縮されてしまいます

ですから、車検を受けるのは、早すぎてもいけないということです。

 

車検が切れてしまったら

もし、万が一に車検が切れてしまった場合には、車検をすぐに受けることは大事なのですが、車は乗っていくことはできません。

なので、車検業者に積載車などで引き取りに来てもらうか、もしくは仮ナンバーを借りて自分で運ぶしかありません。

仮ナンバーを借りるには市役所に行って借りてこなければならず、自賠責保険も事前に加入していなければならず、費用もかかるのであまり現実的とは言えません。

やはり、車検業者に引き取りに来てもらうのが一般的です。

車検業者に連絡をした場合には必ず車検が切れているということを伝えておくべきです。

車検業者では1台の車で2人乗ってきて、片方の1人が車検の車を乗って帰ることもあります。

そのような場合、車検が切れていると乗って帰ることができません。

一度引き返して積載車で再度出直してくる、というふうになってしまい2度手間になってしまいます。

ですから、車検切れということは必ず伝えましょう

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