通すだけの車検は危険?安く済むメリットもあるがデメリットも多い

車検整備

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自動車整備工場に勤務していた時によくこのようなことをお客様から言われました。

とにかく車検を安く済ませたいので通すだけでいいよ。

とか、車も古いので今回が最後の車検にしたいから、車検が通る最低限の整備でかまわないよ。

などというものです。

誰しも車検の時にはできるだけ安い料金でやってもらいたいのは当然のことですが、通すだけの車検にはメリットもありますが、デメリットも多くあることも理解していなければならないです。





通すだけの車検とは

 

通すだけの車検とは、車検整備の時にいっさい部品を交換しないで、基本点検だけして車検を通す方法です。

ですから車検にかかる費用は、諸経費、基本点検料、検査料だけになります。

最低限の金額で車検を通すということですね。

 

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通すだけの車検のメリット

 

・安い金額で車検を通すことができる。

通すだけの車検のメリットは何と言っても車検にかかる費用を最低限に抑えることができることです。

部品はいっさい交換しないので、基本料金だけで済みます。

・短時間で車検を終わすことができる。

部品交換がいっさい無いということは、そのぶん時間もかからなく短時間で車検が終了します。

場合によっては、車検にかかる時間も1時間から2時間くらいで終了することも可能でしょう。

ゆえに、客待ちの状態でも車検ができる場合もあります。

・過剰整備を防止できる。

車検整備の時にいろいろと部品の交換を勧めてくる業者もあります。

例えば、エアクリーナーが少し汚れていたくらいで交換だとか、ガソリンの添加剤を勧めてくるとか、フロントガラスをコーティングしたほうが良いとか、考えられるものはたくさんあります。

しかし、最初から車検は通すだけでいいよ、と伝えていればそのようなこともいっさいありません。

 

通すだけの車検のデメリット

 

通すだけの車検のデメリットで一番重要なことは車検後の安全を保証できない、ということです。

車検は、今現在にその車が保安基準に適合していれば問題なく通ります。

その、今現在というところが問題で、将来的な安全はいっさい関係なくなってしまいます。

ブレーキが減っていて残量がいくらもなくても、その時にブレーキテスター上で規定値に達していれば車検は通るし、ファンベルトなどが傷んでいようとその時に何も問題がなければ車検は通ります。

このように車検に合格しただけ、という感じで車検後にどんなトラブルが出てくるかもいっさい関係ありません。

次回の車検まで安心して乗れるという保証は無いのです。

普段から車の点検をまめにやっている人でない限りは、通すだけの車検はおすすめできないです。

 

初めての車検なら通すだけでも良いかも

 

普通乗用車の場合、新車から3年目が1回目の車検になり、その後2年おきに車検が来ます。

通すだけの車検でも初めての車検で走行距離がそれほど走っていないのだったら、問題はないでしょう。

なぜなら、現代の車は車の部品自体の耐久性も昔と比べれば向上しており、滅多なことでは壊れたりしません。

走行距離が少なければ消耗部品(ブレーキパッド、ファンベルト、スパークプラグなど)も出ないので何も交換する必要がありません。

しいて言えばブレーキオイルくらいでしょうか。

ですから、1回目の車検で走行距離も少なければ通すだけの車検でも充分と言えるでしょう。

 

古い車の通すだけ車検はやめたほうが良い理由

 

古い車で距離数も走っているので、今回が最後の車検にするから通ればいいので何も交換しないで安くして欲しい、と言ってくる方もいます。

確かにあと何年も乗らないのであれば車検にお金をかけたくないのは解ります。

しかし、その考えは一番危険です。

古い車、走行距離の多い車ほど、後々故障が出てくる可能性が高いので、念入りに点検して早めに手を打っておく必要があります。

でないと、通すだけの車検をした後にどこかに故障が出て、走行不能になってしまう可能性もあります。

例えば、ファンベルトが傷んでいるとします。

でも、車検の時には通すだけという約束だったので交換しませんでした。

車検後いくらも経たないうちにファンベルトが切れてエンジンがオーバーヒートしてしまいました。

エンジンがダメになってしまったので車は廃車となりました。

古い車の場合には、このようなことも普通にあり得ます。

(注:電動ファンの車はこの限りではありませんが、オルタネーターが回らないのでバッテリーが上がってしまいます)

車検後、いくらも経たないうちに車が廃車、となると車検代がまるまる赤字になってしまいます。

このような事を避ける為にも、古い車の場合は通すだけの車検はやめておいたほうがいいでしょう。

 

通すだけの車検ができない、それはどのような時か

 

通すだけの車検はおすすめできない、と言っても、それでも自分はやっぱり車検は通すだけでいいや、と思っている方もいるでしょう。

自分としては通すだけの車検でいいですよ、と言っても車検業者でこの車は通すだけの車検はできないですよ、と断られる場合もあります。

それはどのような場合かと申しますと、車に保安基準に適合しない箇所がある時です。

具体的に上げますと

・タイヤが減っている

・灯火類のレンズが割れている

・灯火類に点灯しない箇所がある

・ガラスに傷がある

・ワイパーのゴムが切れている

・オイルが漏れている

など目視ですぐわかるような不具合はもちろんですが、下回りのブーツ類が切れているとかガタがあるといった場合でも、部品交換が必要になるので通すだけの車検はできません。

また、完成検査でヘッドライトの光量不足でバルブを交換しなければ車検が通らない、なんてこともあるので、結局のところ最後まで見てみないと通すだけの車検が可能かどうかはわからない、ということになります。

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