一日車検はディーラーでしかできないのか 費用は高いの?

車検整備

*当サイトにはプロモーションが含まれています

 

車検が近づいてくると、いつ車検に出そうかな、とかどこに出したらいいかな、とかいろいろと気が落ち着かないですよね。

まずなんといっても気になるのは、車検にかかる費用ですが、それとともにどのくらいの日にちで終わるのだろう、といったことも気になる部分です。

ユーザーの立場としては、なるべく早い時間で終わって欲しい、と思うのが普通ですよね。

そこで考えられるのが一日車検です。

 

一日車検はディーラーでしかできないのかな?

と思っている方もいるかも知れません。

でも、そんなことはないです。

ディーラーに限らずとも一日車検をおこなっている業者はたくさんあります。

そもそも一日車検というものはどういうものなのでしょうか。

そこで、ディーラーで19年間車検整備をしてきた筆者が詳しく解説していきます。

 

一日車検とは

 

一日車検とは、文字通り車検が一日で終わることを言います。

昔は、車検に出したら2~3日は普通にかかるものだと思われていました。

しかし、近年では車検が入庫したらその日のうちに車検整備をして、検査→保安基準適合標章を発行→車を引き渡し、というふうに一日で車検が終了ということも可能です。

それを可能にする為には前もって車検の見積もりを出しておかなければなりません。

車検整備を始める前に、交換部品を準備しておかなければならないからです。

でないと、整備の途中でこの部品は交換しないと車検が通らない、となった時に部品をそれから発注したのでは間に合わないですし、修理に時間がかかるような箇所がでてきた場合にも当然一日では終わらなくなってしまうからです。

そして、一日で車検を終わらせる為には車を預ける日にちも前もって予約しておかなければなりません。

いきなり出向いていって、一日で車検をして欲しいと言ってもそれは無理というものです。

 

一日車検の流れ

 

一日車検の流れとしては

1、車検見積もり日の予約。

2、予約日に車を持ち込んで見積もりの作成。

3、車検整備をする日の予約。

4、予約日に車を持ち込んで車検整備を実施。

以上のような流れですが、注意点としては、まずは必要書類の確認です。

車検当日はもちろんのこと、車検見積もりの際も車検証、自賠責保険証、納税証明書は必須なので、あらかじめ確認しておきましょう。

*納税証明書は無くても基本的には陸運支局で確認できるので大丈夫ですが、支払いしてから日数があまりたっていない場合には確認できない場合もあるし、確認の手間なども考えると、用意していったほうがいいでしょう。

また、車検当日には車を一日預けることになるので、帰りの足に代車が必要な人はそのことも伝えておく必要があります。

大抵の場合は代車料金は無料のところが多いですが、店によっては代車料金がかかるというところもあるので、その点はしっかりと確認しておかないと後々トラブルの元になります。

 

一日車検はどんな車でもできるのか

 

先に述べたように、一日車検では修理に時間がかかるような車は難しいです。

車というものは走行距離の多い車、年式の古い車ほど部品の消耗や劣化が激しくなってきます。

ブレーキパッドの交換や、エアクリーナーなどの交換などは簡単な作業なので時間もかからず一日車検も可能ですが、オイル漏れなどの修理があった場合には時間がかかる作業なので現実的に一日では不可能と考えたほうがいいでしょう。

*車によってはスパークプラグの交換だけでも半日を要する場合もあります。

事前の車検見積もりで、そのような修理が出てきた時には車を最低でも2日以上は預けなければならないと思ってください。

 

一日車検の費用は高いのか

 

車検を一日で終わすのだからそのぶん金額も高くなってしまうのではないか、と誤解している方もいるかも知れませんが、車検は一日であろうと2~3日かかろうと基本的に工賃は変わりません。

基本的にというのは、工賃は法律で定められいる訳ではないので、業者によってまちまちだからです。

もしかしたら、一日で終わすのだからとそのぶん工賃を上乗せしてくる業者も中にはあるかも知れません。

でも、私の考えではそのような業者はその他の工賃も上乗せしてくる可能性があるので、そのような業者には依頼しないほうがいいでしょう。

 

一日車検のできる整備工場はどこか

 

一日車検をすることができる整備工場は限られてきます。

自動車整備工場には、指定自動車整備工場と認証工場がありますが、一日車検をする為には指定自動車整備工場でなければ難しいです。

一般に、指定工場と認証工場というふうに呼ばれていますが、指定工場は車を陸運支局に持ち込まないでも車検が完了しますが、認証工場の場合には車を陸運支局まで持ち込んで検査を受けて合格して終了となります。

指定工場は、自社の工場に車検の検査をする機器が備えられていて、そこで検査をして合格すれば保安基準適合標章というのを発行してその場で車検を終了することができます。

なので、自動車検査員という国家資格をもった人が必要になりますが、認証工場では国家2級整備士がいれば車検整備はできますが、検査ができないので車を陸運事務所に持ち込む手間がかかります。

陸運支局に車を持ち込んで検査となると、およそ半日はかかります。

そうなってくると、車検整備にかけられる時間は限られてしまうので一日で車検を終わすのは無理があります。

このように指定工場と認証工場では車検が終了するまでの時間に大きな差があるので、指定工場でないと一日車検は難しいと言えるでしょう。

 

車検はお店選びが最重要

 

車検をする時にはまずきちんとした見積もりをとることが大切です。

車検業者のなかには見積もり時に実際に車を見ないで、諸経費とだいたいの工賃だけを提示してくるお店もありますが、そのようなお店に依頼してしまうと車検整備時にあとからここが悪い、あそこが悪いとだんだんと工賃が高くなってしまう可能性もあります。

もう車を預けてある程度バラしてしまっているので、その段階で車検をキャンセルということも言いづらくなってしまいます。

結果、お店の言いなりになって高い車検代を払うことになってしまいます。

 

車検見積もり金額が高額になってしまった場合はどうする

 

いくら楽天car車検が安いといっても、点検して劣化や消耗度合いがひどかった場合には部品を交換しないと車検が通らない、といったこともでてきます。

年式の古い車などは、走らなくてもゴム関係の部品は亀裂などが発生しますし、走行距離の多い車の場合には消耗品も数多くでてきます。

そうなってくると、整備代だけでも10万円を楽に超えてしまう時もあります。

そこに諸経費がプラスされるので、普通車の車検なのに総額で20万円をかるく超えてしまうこともあります。

場合によっては30万円オーバーもあり得るでしょう。

車検にそんなにお金をかけるのだったら、いっそのこと車を買い替えたほうが良い場合もあります。

特に年式の古い車は、自動車税も高くなってくるし、車検時の重量税も高くなります。

そして、今回の車検時に治した箇所以外のところも後々壊れる可能性もあります。

そのようなことをトータルで考えると、高いお金をかけて車検するよりも新しい車に買い替えたほうが後々後悔しないのではないか、と思われます。

それで、車を買い替える時に今の車をどうするかですが、多くの方は下取りに出せばいいんじゃないの?

と考えるでしょう。

しかし、車検時にいろいろと修理をしなければ通らないような車は、下取りに出しても査定額は期待できないです。

場合によっては車の処分料がかかるかもしれません。

そのような時は、カーネクストに相談してみるのもいいでしょう。

動かない車や事故車などでも高額で買い取ってくれる、という評判の車買い取り専門店です。

見積もりは無料なので、例え商談が成立しなくてもユーザーが損をするということは一切ありません。

コメント