車検の下廻りスチーム洗浄と錆止め塗装は必要か?

車検を自動車整備工場に頼んだときに、見積もりに下廻りのスチーム洗浄と錆止め塗装(パスター吹きつけ)などといった項目が記されているときがありますが、これは車検のときに必要なのでしょうか?

などといった質問をされることがあります。

結論から先に言いますと、これは必ず行なわなければいけないものではありません。

実際に車検の見積もり項目に入れていない業者もあるし、必ず入れている業者もあります。

ユーザーがやらなくてもいいと言えばやらないし、やってくれと言えばやる。

というわけで、必要か必要でないかは、ユーザーの判断しだいとなります。

 

車の下回り

 

下回りのスチーム洗浄をすることのメリットは

 

1、下廻りをきれいにすることで、下廻りに付着した泥などを落とし、錆の防止に役立つ

2、下廻りがきれいになっていれば車検整備のときに、ブーツ類などの傷んだ箇所を発見しやすい。

 

以上の2点がスチーム洗浄をすることのメリットですが、2番目のメリットは主にユーザーのメリットというよりも整備士のメリットのほうが大きいと言えるでしょう。

 

車検の時に下回りが泥などで汚れていると、ブーツ類などの傷んでいる箇所を発見しずらく、見落としてしまう可能性もあります。

それを見落としてしまったことによって、あとでその箇所が重大な故障の原因になってしまうこともあるかもしれません。

 

それに整備士の立場から言えば、泥で汚れているところは整備もしずらいです。

 

ユーザーの最大のメリットは下廻りの錆びを予防することです。

ただし、スチーム洗浄しただけでは錆びの予防という観点からすると、いまひとつ効果が薄いです。

錆びの予防にはやはり、スチーム洗浄したあとの錆止め塗装をしておいたほうが効果が高くなります。

下廻りのスチーム洗浄及び錆止め塗装は車を長持ちさせるうえで重要なことです。

 

雪国や海岸沿いに住んでいるかたはスチーム洗浄が有効

 

雪が多く降る地域では、道路が凍らないように融雪剤をまくところがあります。

融雪剤には塩分が含まれているので、それが車の下回りに付着してしまうと鉄の部分が錆びてしまいます。

 

車の下回りはほとんどが鉄でできているので、融雪剤の影響をもろに受けてしまいます。

雪があまり降らない地域でも海岸に近いところでは、海水の塩の影響を受けて錆びやすくなってしまいます。

なので、雪が多い地方や海に近いところで車を使用している方などは、下回りのスチーム洗浄と錆止め塗装はセットでやっておいたほうがいいでしょう。

 

雪道

 

スチーム洗浄及び錆止め塗装の費用はいくら

 

スチーム洗浄にかかる費用は、だいたい5千円くらいであることが多いです。

業者によって価格はまちまちですが、高くても7千円くらいだと思われます。

錆止め塗装の費用もだいたい5千円~7千円くらいのところが多く、スチーム洗浄と合わせて1万円~1万2、3千円くらいに設定しているところが多いです。

ただ、この金額は整備業者によって変わってくるし、車の大きさによっても変わってくるので、車検の見積もりのときによく確認しましょう。

 

自動洗車機の下回り洗浄ではダメなのか?

 

洗車機

 

自動洗車機には下回りの洗浄機能のついたものもあります。

それだったら何百円かで下回りの洗浄もできますが、はっきり言って整備工場で車をリフトアップして、高圧のスチーム機で隅々まで洗うのとは訳が違います。

ある程度はきれいになりますが、やはり整備工場に任せたほうがいいでしょう。

 

コイン洗車場のスチーム機での下回り洗浄は?

 

コイン洗車場のスチーム機は車のボディーを洗うためのものです。

そこで泥のついた車の下回りをスチームで落とせば、床がドロドロになってしまい、他のかたに迷惑をかけてしまいますし、トラブルになってしまう可能性もあります。

トラブルを避けるためにも、コイン洗車場で泥のついた車の下回りを洗うのは避けたほうがいいでしょう。

 

下回りの錆止め塗装を自分でするのは?

 

車をリフトアップ

 

車のユーザーが自分で錆止め塗装をすることも可能です。

錆止め塗装用のスプレーはホームセンターやカー用品店で売っているので、それを購入して自分でやれば安あがりです。

しかし、錆止め塗装は車をリフトアップしておこなわないと部分的にしか塗れないです。

 

整備工場で錆止め塗装をおこなう時には、車をリフトアップしてタイヤを全数外してからおこないます。

タイヤを付けたままで錆止め塗装をおこなうと、タイヤやホイールに塗料が付着してしまう可能性もありますし、タイヤで隠れた部分は塗ることができません。

車をリフトアップできる環境がない限り、ユーザーが自分で錆止め塗装をするのはあまり意味がないといえます。

 

下回りの錆び

 

錆びがひどく腐食までいっている場合には車検に通らないこともある

 

下回りのロアアームの取り付け部分やショックアブソーバーの取り付け部分など、車の荷重がかかる箇所においては、腐食があまりにもひどいと取り付け部分が折れてしまうこともあります。

そのような危険が予想される場合には車検は通りません。

ただ、錆びや腐食にかんしては基準というものがないので検査員の判断しだいとなるのですが、検査員が危険と判断すれば車検に通らなくなってしまうこともあります。

 

車検に通るか通らないかは検査員の判断によるので、そのためには信頼のおける整備工場が不可欠となります。

信頼のおける整備工場捜しはホリデー車検などを利用すると便利です。

参照>>>ホリデー車検

 

まとめ


 

車検のときの下回り洗浄や錆止め塗装をするかしないかは、ユーザーが決めることです。

降雪地帯に住んでいるかたやスキーなどによく行く方などは、融雪剤によって車の下回りが錆びやすくなってしまいます。

車を長持ちさせるためにも、そのようなかたは車検毎にスチーム洗浄や錆び止め塗装をしておいたほうがいいでしょう。

また、そのような方でなくても車の下回りスチーム洗浄は車検の時しかおこなう機会はないので、できればしておいたほうが車のためにはいいでしょう。

 

補足ですが、私がディーラーに勤めていた頃は(かなり昔ですが)車検の車は全車スチーム洗浄と錆止め塗装はしていました。

でも、近年では格安車検の影響もありスチーム洗浄や錆止め塗装をまったくやらない業者も増えてきました。

車の交換サイクルも昔に比べて短くなってきたので、車はあまり長く乗らないで査定額があるうちに買い替えてしまうという考えの方も多くなってきました。

そのような方はスチーム洗浄や錆止め塗装も不要だと思います。

車の買い替えを考えているかたや車の廃車などを考えているかたは、車を高値で買い取ってくれるカーネクストなどを利用するのもひとつの方法です。

参照>>>カーネクスト

関連記事>>>車検はどこに出したらいいのか 

 

コメント