車検を出すなら指定工場と認証工場どちらがおすすめ?

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車検を出すなら指定工場と認証工場のどちらがおすすめでしょうか。

結論を先に言いますとケースバイケースでどちらともいえないです。

そこの判断はユーザーが車検をする業者に対して何を求めているかによって違ってきます。

なるべく短時間で、できれば待っている間に車検が終えたい人は指定自動車整備工場一択になりますが、そうでない人はどちらがいいのか迷うところです。

では、指定自動車整備工場と認証工場ではいったい何が違うのでしょうか。



指定自動車整備工場と認証工場の違いは

 

指定工場と認証工場の最大の違いは、車検を受けたときに陸運局に車を持ち込むか持ち込まないかの違いです。

指定工場は自分の会社に車検の検査ラインがあるので、そこで検査をして合格すれば保安基準適合標章というものを発行して、すぐにユーザーに車を渡すことができます。

かたや、認証工場の場合には車検をしたあとに車を陸運局に持ち込んでそこで合格しなければ車検が終了しません。

ですから、認証工場の場合には車検を待っている間に終了するのは不可能といえるでしょう。

指定工場か認証工場かの判別は簡単で、どちらの場合にも工場の見やすい場所(入り口付近など)にプレートが表示されているので、それを見ることで確認できます。

もし、自分が車検を出す工場が認証工場だった場合には、車検を待っている間に終了するのは無理と判断してください。

 

自動車整備をする人

 

認証工場

認証工場は分解整備(原動機、制動装置、動力伝達装置、走行装置、制動装置、連結装置)をすることができます。

もちろん、12ヶ月点検や24ヶ月点検もできるのですが、車検のラインを持っていないので車検の検査をすることはできません。

なので、車検のときには最寄りの陸運局に車を持ち込んで検査を受けることになります。

そこで、万が一検査を落ちてしまったら、検査が落ちてしまった部分を修正して再び検査に持ち込まなければなりません。

ヘッドライトの光軸調整などで簡単になおるような箇所だったら、検査場近くのテスター屋さんで調整してすぐに再検査をすることも可能ですが、修理に時間がかかるような箇所だった場合には工場に戻って修理して出直すかたちになってしまうので、日数もかかってしまいます。

なお、陸運局の検査は予約が必要なので、予約をしないでいきなりいっても基本的には受け付けてくれません。

 

指定工場

指定工場は認証工場が一定の基準を満たしていれば指定工場になることができます。

 

指定整備記録簿

 

指定工場の資格を得るためには厳しい基準があり、認証工場にただ検査ラインを設置したからといってすぐに指定工場になれるわけではありません。

指定工場になるには、検査ラインを設置するだけではなく、工場の敷地の広さや自動車整備士の人数もある程度の数が必要で、さらに自動車検査員の資格を持った人が必要になります。

さらに、認証工場で車検を陸運局に持ち込んで合格率が何%必要という条件もあります。

ですから、指定工場にするには膨大な費用と時間が必要になります。

このために費用対効果を考えたら、車検台数の少ない工場では無理に指定工場にする必要もないとも言えます。

指定工場は、陸運局に車検の車を持ち込む必要がないので、自分のところで車検のすべてを終わらすことができ、短時間でお客様に車を渡せることと、車検の継続は必要書類を持ち込むだけでいいので、何台でも数多くの車検継続の手続きをいっぺんにできることです。

このため車検台数が多い工場はほとんどが指定工場です。

 

指定工場と認証工場のどちらに車検を出したらいいか

 

車のユーザーにしてみれば車検にかかる時間は短いに越したことはありません。

ですから、どちらかと言えば指定工場のほうがいいような気がします。

ただし、指定工場の場合は陸運局の検査よりも検査が厳しい傾向にあります。

それはなぜかというと、指定工場というのは国の検査を国の代わりにおこなっているので、間違った判断は許されません。

万が一にも検査基準を満たさない車を合格にしてしまった場合には、厳しい罰則が課せられ営業の停止や指定の取り消し、はたまた自動車検査員の解任、などといった処分がくだされることもあります。

たまにそのようなことを知らないお客様が、ここは車を陸運局に持ち込まないのだからちょっとくらい検査を大目にみてくれるだろう、などといってタイヤが減っているのにもかかわらず、この状態で車検を通してくれ、などという方がいますが、それはとんでもない話しです。

指定工場では、受かるか受からないか微妙に判断が難しい箇所でも100%合格だと言えない部分については、不合格の判定をくだす傾向があります。

よくネットの口コミなどで、指定工場に車検を出したらヘッドライトが基準を満たしていないと言われたのに、ユーザー車検で持ち込んだらそのままの状態で合格した。

などという口コミを目にしますが、それは万が一のことを考えてのことなので仕方がない一面もあります。

ですから、指定工場の場合にはその分の整備代が余分にかかってしまう場合もあります。

しかし、検査が厳しいぶん安心だという考えもあります。

 

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まとめ

指定工場と認証工場のどちらに車検を出したらいいのかは、はっきりいってどちらとも言えないです。

早さを求めてなるべく短い時間で車検を終わらして欲しい、という考えのかたは指定工場がおすすめだし、車検は時間がかかってもいいから丁寧にやって欲しいというかたは、指定工場と認証工場のどちらでもかまわないでしょう。

値段にしても指定工場でも認証工場でもどちらも店によるので、一概にどちらが安いともいえないでしょう。

整備士の腕にしても、指定工場でも認証工場でも変わりはないです。

なので、指定工場でも認証工場でも最終的にはユーザーの考え方しだいということになります。

もし、車検の業者選びで迷っているのでしたら、こちらの記事を参考にしていただけたらと思います。

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参考>>>車検はどこに出したらいいのか 元国家二級自動車整備士が解説します

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